シズニがこんなのも好きでしょう？/2 ページ18
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Aの話を一通り聞いたのち、ヘチャンに向き直るとAにひっつき虫をしていたヘチャンイも仕事モードに切り替わったようで、背筋を伸ばしてキリリとした表情を浮かべていた。
「ヘチャニはどうですか？」
「僕はヌナがこんな僕でも愛していることを知っているので、アー、ダイエットをする予定はないですね…」
「だそうです」
わざとらしくドラマチックな表情を作ってシリアスな演技をするヘチャンイにジャニが笑う。ドヨンイは呆れたように「この子は本当…」と漏らした。
「一旦歌謡祭が終わったらジェヒョニとディナーに行く約束をしているので、それを楽しみにもう少しこの鳥の胸肉生活を頑張ろうと思います」
「ヌナ僕は！？」
「じゃあ、ヘチャニも一緒に行きましょうか」
Aが控えめな笑顔とともに告げた言葉にヤッタ〜！と喜ぶマンネ。微笑ましげに皆がその光景を見守る中、面白くなさそうな顔をしているのがジェヒョニだった。
オワ…あれは完全に嫉妬している顔だ。エクボを見せながら機嫌良さげに頷いていたジェヒョンイが険しい顔でふぅ、と一つ息を吐くのを見て奥にいたテイリヒョンとこっそりアイコンタクトを取る。ここで「嫌だ」と口にしなかっただけジェヒョンは我慢している、と思う。おそらく以前までのジェヒョンイだったら冗談めかして「俺とヌナのデートなんだけど？」と本音を吐露していたに違いない。
クールなイメージがつきまとうジェヒョンだけど、もともと彼はぼくらのマンネだったし、顔に感情が出やすいタイプだ。ユタとは真逆のタイプ。それでもジェヒョニはぼくの話をうまく消化してくれたようだ。胃が痛むような気持ちで、ジェヒョニの未熟な感情を摘み取った日をぼくはきっと生涯忘れないような気がする。
「みんなにも今一度言っていることなんだけど」と建前を……否、きれいに表現しようとするのはやめよう。そんな嘘を吐きながらも本人に自覚さえさせないまま、感情を奪い取ってしまった罪悪感はしこりのように心の奥に残っている。
恋は人間が持ちうる感情の中で最も尊い感情のうちの一つだとぼくは思う。アイドルだから恋愛を諦めろだなんて思わないけど、このNCTは一般の方程式に当てはめてもなお成り立つほど、盤石なグループではない。けれどその性質こそが確かに他のグループとの差別化を図る、NCTの魅力の一つでもあるのだけれど。
Aはこれまでにあまりにもいろんなものを犠牲にして、捨ててきた。だからこそ、この
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まちゅ(プロフ) - むいさん» 続編ではジェヒョンにフォーカスできたらいいなあと準備しております😌❤︎続編でも何卒よろしくお願いいたします！ (2022年10月2日 13時) (
レス) id: 2b97907ab3 (このIDを非表示/違反報告)
まちゅ(プロフ) - ちょんぽむさん» わー！ちょんぽむさんありがとうございます♡夢っ子完結おめでとうございます長編お疲れ様でした…！こちらこそこれからも楽しみにしております💞 (2022年10月2日 13時) (レス) id: 2b97907ab3 (このIDを非表示/違反報告)
むい(プロフ) - 素敵なお話ありがとうございました！続編も楽しみです♡やめろって言われるともっとやりたくなることってありますよね！ね！ジェヒョン？ (2022年10月2日 0時) (レス) @page47 id: bdb62eeb43 (このIDを非表示/違反報告)
ちょんぽむ(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです…😭私も紅一点もの書いたりしてるのですが、絶対出ないであろう裏設定細かく作っちゃうのすごく共感しちゃいました😂これからも楽しみにしてます💚 (2022年10月1日 22時) (レス) id: d126820032 (このIDを非表示/違反報告)
xuani - まちゅさん» そうなんですね！まちゅ様が意図的になさっていたのに、なんだかお節介妬いてしまって申し訳ないです汗 丁寧なご説明ありがとうございます！これからもお話楽しみにしてます！ (2022年9月11日 9時) (レス) id: 7a071c7ca2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まちゅ | 作成日時：2021年1月2日 5時
