２５話：お母さん ページ28
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部屋を出た私は、お手洗いへと向かっている
その途中、反対方向から歩いてきている女の人に気が付いた
３０代後半くらいの、背の高いスラッとした体型の綺麗な人
思わず目を奪われて、女の人の顔を見ていると目が合って彼女は微笑んだ
じっと見ていたことがバレてなんだか恥ずかしくなるも私も微笑み返した
お手洗いに着き、鏡と向き合う
そしてさっきすれ違った女性を思い出す
本当に綺麗な人だった、私とは比べ物にならない
「でもそんなこと気にしない、気にしない！！」
私は私なりに、この前決めたから
他人と比べても意味なんて無いのだから
私は私でどうやっても変わることなんて出来ないし
「さてと、
優斗くん待たせちゃいけないし戻ろうかな」
優斗くんの部屋の前にたどり着くと、中から話し声が聞こえてきた
美花ちゃんではない女の人と優斗くんだ
そっと顔をのぞかせると、部屋の中にはさっきすれ違った女性と優斗くんが楽しそうに話していた
「お、A帰ってきたのか！」
「Aちゃん……？」
「こ、こんにちは」
頭を下げて挨拶をする
なんだか状況がよく分からない
あの女の人と優斗くんは知り合いなのだろうか
親しそうな感じだったし
「ん？
母さんとA知り合いだったのか？」
「えぇ」
「お、お母さん……？
優斗くんの？」
目の前の女性が優斗くんのお母さんだとわかり、驚く
そして優斗くんのお母さんは私のことをじっと見て、
何か納得したように微笑んだ
「Aちゃん、ちょっといいかしら？」
「え、は、はい」
「良かった、
優斗、この子ちょっと借りるわね」
「あ、あぁ」
「じゃあちょっと場所変えましょうか」
私は頷き、
彼女のあとをついて部屋を出た
連れられてたどり着いたのは、屋上
初めて来る場所なので少しワクワクするが空は相変わらずの曇り空
太陽が出ていればもっと良かったのにと残念にも思う
「初めまして、ではないのだけどさすがに私のこと覚えてないわよね
赤ちゃんの時に一度あったきりですもんね」
そういえば、私のお母さんが私が優斗くんと初めてあった日、
彼のお母さんと知り合いだと言っていた
「私もさっき会ったときは分からなかったわ
でも言われてみれば由里に似てるわね」
由里というのは私のお母さんの名前だ、呼び捨てというのとは結構親しい仲だったのだろうか
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- 金 運: ★☆☆☆☆
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アリア♪(プロフ) - ハル☆アオさん» ありがとうございます！！ もう完成したので今からリンク貼りますね (2014年5月11日 22時) (
レス) id: 9202271b30 (このIDを非表示/違反報告)
ハル☆アオ - 続編楽しみです！頑張ってください！ (2014年5月11日 22時) (レス) id: ef349446ef (このIDを非表示/違反報告)
アリア♪(プロフ) - ふぇのーるふたれいんさん» ありがとうございます^^ 受験も終わり、時間も多くとれるので今のうちに頑張っておこうと思います！！ (2014年5月10日 12時) (レス) id: 9202271b30 (このIDを非表示/違反報告)
ふぇのーるふたれいん - 一周年おめでとうございます！最近更新が多くて嬉しいです！お母さんとどんな会話をするのか楽しみです(^-^) (2014年5月10日 11時) (レス) id: fce557f924 (このIDを非表示/違反報告)
アリア♪(プロフ) - ふぇのーるふたれいんさん» だ、大好きなんて言ってもらえるなんて嬉しいです！！頑張ります！ (2014年4月27日 21時) (レス) id: 9202271b30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アリア♪ | 作成日時：2013年5月8日 18時
