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臣「A!」



臣は…隆二を連れて
恐らく最短でLAに来た
親の死に目にも会えないかもしれない
仕事なのに
リスケがきくスケジュールだった



神様はいる
やっぱりいない…
だってもうマリアを連れていこうと
してるんだもん



「隆二…ずっと黙っててごめんなさい」



隆二がどんな気持ちでここに来たか
わからない
何ヶ月か前から知ってた私でも
結局何の覚悟もできてないのに



臣は泣きじゃくっている私を
しっかりと支えてくれた



マリアの病室に入ると
マリアのパパが隆二に歩みよった



パパ「うちの娘が愛した人は
素敵な男みたいだな。
ほら、マリア。
会いたかった人が来てくれたよ。」


パパ「ちょっと2人にしてやろう。」



パパやママも1分1秒でも
側にいたいはずなのに



病室から出るとパパにハグされた



パパ「A、そんなに泣くな。
日本から呼んでくれてありがと。
マリアの愛が報われた。
マリアが安心して旅立てるように
見送ってやろう」

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作者名:miniminimana | 作成日時:2021年8月31日 16時

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