転校生 1 ページ12
いつもと変わらない朝のHR、森崎先生と一緒に一人の女の子が教室に入ってきた。
森崎「みんな〜席に着いて下さいっ！
今日からこのクラスに転校生が来たので紹介します！
じゃあ水瀬さん、挨拶をお願いしますっ」
水瀬「水瀬 彩奈です。
宜しくお願いします」
その水瀬さんは簡素な自己紹介を表情一つ変えずにさらっと終えた。
クラスの男子達の「お、結構可愛いじゃん」という小さい話し声が聞こえる。
森崎「水瀬さんありがとう！
もしだったらもうちょっと自己紹介あったりするかな〜？」
森崎先生は水瀬さんを覗き込むように見た。
水瀬「もうそういうのめんどくさいんで、席ついていいですか？
皆さんと仲良くするつもりないんで」
水瀬さんはクールな表情でそう森崎先生に言い放つとズカズカと歩いて空いている席に座った。
今の一連の出来事に教室中はシーンと静まり返った。
大分色んな意味でインパクトのある転校生の自己紹介になった。
そして水瀬さんはHR後も自分の席に着いたまま一人、スマホをいじっている。
その威圧的な空気感とさっきの自己紹介にみんな水瀬さんに話しかけることが出来なかった。
あたし達もなかなかお近づきになれず…。
友美「ほら、えみなとかAこういうの得意でしょ？
話しかけて来なよっ」
えみな「いやいやいや！
流石に怖いよ…」
A「でも可愛い子だよね」
凜「うん。
なのに性格は大分キツイみたいね…」
その後の授業でも、先生達が今日から来た転校生に色々と話しかけていたが水瀬さんは先生達をことごとく睨みつけては大した返しをしていなかった。
先生達もそんな彼女の様子に困ったようにあたふたとしていた。
昼休みになっても彼女は一人で鞄を持って教室を出て行ってしまった。
水瀬さんが居なくなった教室は男女共にざわついていた。
友美「一人で出て行っちゃったね…」
A「転校初日なのに寂しくないかな？
やっぱりあたし達だけでも追いかけた方が…」
えみな「でもそういう事すると逆効果かな？
……うーん」
みんな腕を組んで考えこんでいる。
凜「あ、そうだ！
蛇の道は蛇に聞けだよ！」
凜がいきなり思いついたかのように言い出した。
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chelly04(プロフ) - ユナさん» そんな風に言って頂き、とてもとても嬉しいです（ ; ; ）ステキなコメント本当にありがとうございます！ (2019年9月24日 23時) (
レス) id: d1ee8d6ad6 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ - ブッキー、カッコいいですね！私この小説好きです！これからも更新頑張ってくださいね！応援してます！(* ´ ▽ ` *) (2019年8月9日 20時) (レス) id: 5df833b6c1 (このIDを非表示/違反報告)
chelly04(プロフ) - 魅夢さん» コメントありがとうございます！そんな風に言って頂き嬉しいです！先生、甲斐くんと絡んで書いてますが、最終的にくっつく方向にしようかそのままかまだ迷ってますー(；▽；)笑 (2019年4月7日 15時) (レス) id: d1ee8d6ad6 (このIDを非表示/違反報告)
魅夢(プロフ) - 更新お疲れ様です！柊先生とヒロインの話をいつもドキドキしながら読ませていただいてます！早く二人にくっついてほしいな〜と思ってます（笑） (2019年4月6日 1時) (レス) id: c882c7a21a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：chelly04 | 作成日時：2019年3月29日 3時
