PERHAPS (ページ48)

今日:1 hit、昨日:17 hit、合計:159,810 hit

048 ページ48

.

颯「Aさんって何歳ですか？」

『今年31になります』

颯「あ、大輝くんと同い年か」

『和田颯さんは？』

颯「え？笑
今年24ですけど…笑
何でフルネーム笑」

『いや、なんとなく笑』

颯「颯とかって呼んでください」

『じゃあ颯くんで…
私の事は…
んー、気軽に呼んでください笑』

颯「気軽にかぁー、、
Aちゃん？とか？」

『うんうん、全然良いです』

颯「じゃあ、Aちゃんに大輝くんには聞けないこと聞いてもいいですか？」

ゴクリ。

急に来たな

『答えられる範囲なら？笑』

颯「んーっと、大輝くんとは付き合ってるんですか？」

『ううん、付き合ってないです』

颯「……どんな関係なのかは、聞いても大丈夫ですか？」

『うーん、何なんだろうね？
私もよく分からないです』

颯「そうなんだ」

『もしかして友達かな？とか、もしかして家族かな？とか、もしかして恋人かな？みたいな。
あやふやな感じかと…。』

颯「へぇー
いずれにせよ大切な人なんですよね？」

『…うん。大切な人。』

颯「そっか」

そう、嬉しそうに微笑む和田颯

颯「あ、俺の事は知ってましたか？」

『…知ってました』

颯「そうなんだ！」

『元々、大輝の仕事も家も結構知らない事ばっかりで。
ちょっと前に偶々知ったんです
でも私が知ってる事は大輝は知らない』

颯「…まじっすか
なんか、不思議な感じですね」

『そうなんですよね笑』

こんなに私の内の事を話していいものかと
今になって考えるけど

まあいっか

なんて楽観的な考えでまとめてしまった

颯「その時に俺たちの事を知ったんですね」

『そうそう。
……うん、これはちょっと悩みになるんですけど、』

颯「俺なんかに話していいんですか？笑」

『思った笑』

颯「思ったんかーい笑」

『でも良い人だし、大輝が信頼してる人だろうし良いかなって笑』

颯「ははっ笑
ありがとうございます笑」

.