033＊° ページ33
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A「え？ あっ、そうですね、あはっ」
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びっくりした〜……
まさか話振ってくるなんて
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適当に笑って返したのはいいものの下手すぎて
北山先輩には、ふって軽く笑われちゃった
……北山先輩が誰のこと想ってるとか関係なく
それだけで嬉しいって思っちゃう
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明「Aちゃん！ 玉森くんのタイム測ってないでしょ？ 私が書いて置いたから」
A「あっ！ すみませんっ。 ありがとうございます……」
明「もお〜っ。 集中！ 集中！」
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次から目離さないようにしようとストップウォッチを構えていたら
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A「……？！」
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後ろから手を重ねるようにして取られたストップウォッチ
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だ、誰？！
明美先輩？
と思ったけど横にいるし、つぐみ先輩は到着した３年生に駆け寄ってるし……
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A「……裕太？ 返して？」
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振り向けば、後ろにいたのは裕太
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玉「えー、やだー」
A「やだって……。 今タイム測定してるから困るよ？」
裕「んじゃ、届いたらいいよ」
A「……えっ、ちょっ、届かないよ〜」
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明らかに私より身長が高い裕太が高く上げてるものだから
必死に手を伸ばしてもジャンプしても
届くわけがなくて
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裕「あはははは(笑) A、ちっちゃ(笑)」
最終的にすごい笑われた
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作者名：しょーみつしょ。
| 作成日時：2014年8月4日 9時
