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『っざけんなよ、このクソ野郎！』
「クソ野郎はお前だ。昨日はいきなり人のことを馬鹿にしておいて、よくのうのうと顔を見せられたな？」
『馬鹿になんかしてねぇし！そうやってなんでも批判的に捉える奴って人生楽しくなさそうだよね！？』
「お前に人生を決められたくないがな！……ちっ、お前の顔を見ていると吐き気がする」
次の日。自分のクラスに入った俺を待ち受けていたのは、恐らく自分のであろう席で教科書を読み込むアイツの姿。
うげぇ、と心の中で舌を出す。よりにもよって同じクラス。別のクラス行けよ。
わざと遠回りをして黒板に向かう。黒板には座席表が貼られていた。えーと、A-ルイスは……ど真ん中じゃん、最悪。
隣は、と。……デイヴィス-クルーウェル？ふぅん、まぁまぁ良い名前じゃん。どんな奴だろう、と考えて振り向き自分の席を探す。
『……最悪』
クルーウェルってアイツかよ。前言撤回、全然良い名前じゃない。
いつ席替えするんだろう、なんて考えながらゆっくりと席に鞄を置く。そうすれば、クルーウェルが顔を顰めて机を少しばかり左に寄せた。
それが気に入らなくて音を立てて椅子を引いて、どかっと座る。次の瞬間、俺の顔にさっきまでクルーウェルが読んでいた教科書が投げつけられた。
『ぶっ！？』
「あぁすまない。手が滑ってしまった」
そして冒頭の会話に続くというわけだが。
俺とクルーウェルの言い争いはだんだんとヒートアップし、互いにマジカルペンを構える。どちらかが呪文を詠唱すれば。いや、何か物音がすれば互いに魔法を撃ち込みそうなそんな空気の中。
がらりと扉が開いて、何人かの生徒が教室に入ってきた。……ちぇ、興が削がれた。
マジカルペンを素早く直し、そちらに笑顔を向ける。おはよう、と笑いながら言えば多少の戸惑いはあれど「おはよう」と返ってきた。
とりあえず一旦クルーウェルのことは頭から退け、クラスメートたちの元へ向かう。途中、ちらりとクルーウェルを見ると、最初のように教科書とにらめっこしていた。
『……つまんないやつ』
「なんか言った？」
『んーん、なんにも！そいやさぁ、お前らってどこ出身？』
ぼそりと溢せば、近くにいたクラスメートが首を傾げて聞き返してくる。首を振って笑い、質問を投げかけた。
定番の質問だけど、距離を詰めるにはこれが一番良い。一人が「俺、夕焼けの草原」と言ったのをきっかけに、皆が口々に話し出す。
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あいらいん - 学生のクルーウェル先生に「ばーか」って言われたい (2023年4月4日 10時) (
レス) @page14 id: c168593882 (このIDを非表示/違反報告)
アロン(プロフ) - すごく面白いです！クルーウェル先生と夢主が仲良くなったのは、一緒にめっちゃ強い魔物を倒したから…って、1の方のラジオで見たから、それめっちゃ楽しみです！更新待ってます！頑張ってください！ (2022年2月15日 13時) (レス) @page14 id: 568bb71bb9 (このIDを非表示/違反報告)
HUMIZUKI・文月(プロフ) - すごく面白かったです！リクエストですが、生徒が授業中ふざけて危険な魔法薬をこぼしてしまい夢主がすごく怒る話をお願いします。 (2021年12月27日 8時) (レス) id: 4b3187b3d3 (このIDを非表示/違反報告)
チーズ鍋 - 白猫さんさん» 仲良くなってからと仲良くなる前どっちが良いですかね？コメントありがとうございます！ (2021年11月6日 20時) (レス) id: 067328da22 (このIDを非表示/違反報告)
白猫さん(プロフ) - レイスくんが間違えて、クルーウェル先生の私物を燃やしてしまい喧嘩をして欲しいです。 更新楽しみにしています！！ (2021年10月17日 10時) (レス) id: d1d66ac9b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チーズ鍋 | 作成日時：2021年9月23日 22時
