その彼氏、溺愛につき！【青】

王様ゲーム4 ページ18

折紙side

嫉妬したころんくんには慣れたつもりだけど、今日は一段と怒ってる気がする。


「折紙ちゃん引いて？」


「へ···？」


「まだ···続けるんですか？」


もちろん、と笑うなーくん。
もうすでに皆は引いていたらしくなーくんの手には、一本の割りばししか握られてなかった。


「ころーん、お前の分だぞー」


「···いらない」


さとみくんがころんくんに無理矢理、割りばしを握らせようとする光景が視界の端に、ちらりと映った。
私だけ引かないわけにはいかないので、仕方なく残りの一本を引いた。


『王様、だーれだ！』


「あっ、また僕です」


きっともう当たらないから、るぅとくんが王様でも安心しかけた矢先。


「○ッキーゲームで遠回しにキスさせるのは失敗したので、次は普通にキスしてもらいます。４番と６番」


···ううっ。また私。怖くてころんくんの方を見れない。


「あーオレ４番やで？」


言い出すのが嫌になって、皆の前に割りばしを投げ出す。


「え···また折紙なの？」


「そのようですね」


「運が悪すぎる」


「やらんくていい？」


ジェルくんはそう言ったものの、
「王様の言うことは絶対です」
るぅとくんが悪い顔をした。何だか楽しんでるようにも見える。


「ごめんなぁ···。オレやなくてころんやったら、よかったんに」


「謝らなくていいです」


なんか、今更だなぁ、もう明日無理かも。(腰)


「ほっぺでええか？」


「ダメです」


「なんでや···」


「大丈夫です」


段々、やけくそになってきた。



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新作作りました。でもメインはこの作品です。
題名が似てるけど、この作品には関係ないですね。
↓
その彼氏、過保護につき!【紫】

亀更新過ぎてヤバイです。



なんかシリアスになってる。

いちゃこら、早く出せるように頑張ります！

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