狐。 ページ26
昔々、白狐と呼ばれる暗殺集団がいた。いや、
暗殺と言うのは間違いかもしれない。なぜなら、暗殺ではなく殺人だからだ。白狐に逆らった者は殺される。そう言われてきた。
しかし実態は違った。彼らには主と呼ばれる存在がいる。彼らはその主を守るために殺人をした。なんでもした。命さえ投げ出した。
そして、主は消えた。
なぜかはわからない。もしかしたら主は主でいる重責に耐えられなかったのかもしれない。白狐は解散した。主がいなくなったから。しかし、そんななか、主をさがしつづけた者たちがいた。彼らは白狐の面をして。今でもさがしつづけているのかもしれない。
「………………これが、ここ周辺の昔話らしいです。」「なるほどねぇ。よく調べたね。Aちゃん。」「………………なんか引っ掛かるものがあったもので。」「ふーん。」
仙太郎はこの時、Aの顔が少し歪んだのを知らない。
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通りすがりのお節介。 - オリジナルフラグ、未だ外し忘れたままのようですが?(^_^;) (2018年1月19日 20時) (携帯から) (レス) id: 4f4058a2da (このIDを非表示/違反報告)
ちゃしゃネコ - ありがとうございまする。うれしい限りです。私なりに頑張りますのでよろしくお願いします! (2015年8月5日 17時) (レス) id: f26eff6f17 (このIDを非表示/違反報告)
奏 - オリジナルフラグ立ってますよー… 初めての小説、頑張ってくださいね(*^_^*) (2015年8月3日 17時) (レス) id: f9ada17470 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちゃしゃネコ | 作成日時:2015年8月2日 15時