疲れた時には『sweets』を…♪�� ページ36
『清海A』
結局あの後、創にパンフレットを考えるのを手伝ってもらい、めちゃくちゃ良いのが出来た。
延々と続く愚痴を友也がずっと聞き続けてくれたときは涙が出そうになったよね、うん。
『てことで、これで良いよな？』
「ああ、とても素敵なアイデアだよ。製作のほうはこちらでやっておくね。」
『それまでやらせたら本当にあんた悪魔だわ。あ、あとこれが受諾した写真。パンフに載っけといて。』
「おおっと……もう。急に投げるものじゃないよ？」
『知るかばーか』
天祥院さんに『べ』と舌を出してから生徒会室を出ていく。
これで今日の業務は終了、家に帰れる……！
と、思ったのも束の間。
「A！ お久しぶりです！」
『？ あ、司。』
「どうしたんですか？ 何だかとても疲れた顔をしています……」
廊下の向かい側から、B組の『朱桜司』が話しかけてくる。
私の顔を見て、眉をひそめた。
『生徒会の仕事がキツくてさ……ついさっきひと段落ついたけど。』
「！ なら、今日の『Schedule』はもうありませんか？」
『すけじゅーる……『予定』のこと？ ああ、それならもうないが、』
「それは丁度良かったです！ 実は私、今こんなものを持っておりまして……」
「ふっふっふ……！」と怪しく笑い、司が胸ポケットから取り出したのは何かの紙切れ。
よく見ると、それは駅前にある人気のスイーツ店の割引券だった。
『……司、良いのか？ おまえアイドルじゃん。体型とか』
「うああっ！ 『瀬名先輩』のようなことを言わないでください！ この割引券、期限がすぐに迫っているのです！」
『『瀬名先輩』って誰……いやてかこれ、かっぷるわ』
「Aも息抜きだと思って！ 仕事終わりのご褒美に、ね！」
『お、おう……』
私の言葉を遮ってまで司は行きたいのか……
うなずくと、ぱあっと表情を明るくさせて喜んだ。
「良かったです！ 司一人で行ってしまうと、食べ過ぎるだろうと思っていて……ずっとAを探してたんです。」
『そうだったんだな……でもそれどこで手に入れたんだ？』
「たまたま立ち寄った商店街の福引で当てたんです！ 四等でした！」
『へえ。司も商店街とか行くんだ』
「Classmateの方々がよく行っている、と耳にしたものですから。どんなものがあるのだろうと興味が湧いて。」
にこにこする司に思わず頬が緩む。
たしかに、良い機会かもしれないし。
長い廊下を、司の隣で歩いた。
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生しょうが - 澪。さん» 同感です…！楽しみにしてもらえて嬉しい限りです！更新頑張ります！ (2022年9月4日 22時) (
レス) id: 1856a8e0e6 (このIDを非表示/違反報告)
澪。(プロフ) - 司くんは丸いぐらいが可愛いですよ、😌 いつも投稿楽しみにしてます！身体には気を付けて頑張ってください〜🔥 (2022年9月4日 20時) (レス) @page38 id: ebb5373f91 (このIDを非表示/違反報告)
生しょうが - 一織さん» コメントも応援もありがとうございます！ぜひぜひ楽しんでいってください！ (2022年8月18日 22時) (レス) id: 1856a8e0e6 (このIDを非表示/違反報告)
一織(プロフ) - 続編おめでとうございます！これからも楽しみに読ませていただきますね〜！ (2022年8月18日 21時) (レス) @page4 id: a117ee3fb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：生しょうが x他1人 | 作成日時：2022年8月18日 13時
