クラスメートと�� ページ10
『清海A』
「プロデュース科の女の子ですよね！ ぼくの名前は『紫之創』って言います。よろしくお願いしますっ♪」
『……ああ。私は清海A。よろしく。』
「創っ！ 大丈夫か？」
「友也くん。はい、全然大丈夫ですっ！」
お人形のような可愛らしい紫之に驚いていると、横からもうひとり男が出てくる。
うん、こっちもちゃんと男……だよな。安心。
「あ、俺は『真白友也』！ よろしくな〜」
『ああ。よろしく。……紫之、この後何か身体に異常があったら言ってくれ。お詫びするから。』
「お、お詫び？ いえいえそんな……」
『もとを辿ればおまえのせいだからなひなた……！』
「あ、あはは。ごめんねー紫之くん」
バツが悪そうに謝るひなたを優しく許す紫之。
性格も相まって天使に見えるな。
「この後予定があるんですよね？ 構わず行ってください。」
『紫之……なんて良いやつ。』
「あはは、創は小さい頃からこの調子だからな。」
真白が言うと「そんな大した奴じゃないですよっ」と謙遜する。
「ほんとごめんね、紫之くん！ それと創くんって呼んでいい？」
「もちろんです〜！ 仲良くしましょう、ひなたくん！」
「うん！ 仲良くしよー！ それじゃA借りてくね！」
『ひなっ……!? おい私も紫之と喋らせろー！！』
私の叫びは広い校舎の廊下に溶けて消えてった。
ーーー…
「たーのもーっ！」
道場破りでもするかのようにB組の扉を開けるひなた。
ため息をつきながら双子の弟とやらを待っていると、「何してんのアニキ」という落ち着いた声が聞こえてきた。
「よし、A。紹介するね！ この子が俺の最愛の弟・ゆうたくんだよ！」
「貴女がプロデュース科の？ 『葵ゆうた』です、よろしくね！」
教室から出てきたのは、ひなたとそっくりの顔をした男。
唯一違うところを挙げるなら、ひなたとはピンの色が水色で違う、というところだろうか。
『プロデュース科の清海Aだ、よろしく。それと、このクラスの仙石という生徒を知ってるかっ!?』
「A殿ー！」
やっとひなたから解放されたと思ったら、真正面から仙石が突っ込んできた。
倒れそうになるが、すんでのところでその勢いは止まって爽やかな香りが鼻を抜ける。
「おっと……危ないですよ、君たち。もう少し周りの迷惑を考えた方がよろしいかと。」
私を誰かが受け止めてくれたからだ。
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一織(プロフ) - 生しょうがさん» 返信ありがとうございます！！ぜひぜひこれからも応援させてください…！！ (2022年8月13日 23時) (
レス) id: a117ee3fb5 (このIDを非表示/違反報告)
生しょうが - ♡ろぉる♡さん» コメントありがとうございます！一番だなんて…！嬉しいです！これからも応援よろしくお願いします！ (2022年8月13日 18時) (レス) id: 1856a8e0e6 (このIDを非表示/違反報告)
♡ろぉる♡ - すごい好みの作品です！今までで一番好きです！更新頑張ってください！ (2022年8月13日 17時) (レス) @page26 id: fb36bde41e (このIDを非表示/違反報告)
生しょうが - 一織さん» ありがとうございます！良ければこれからも応援してくださると嬉しいです！ (2022年8月13日 11時) (レス) id: 1856a8e0e6 (このIDを非表示/違反報告)
一織(プロフ) - 初コメ失礼します、すごく好みな作品にやっと出会えました！ありがとうございます！ (2022年8月11日 23時) (レス) @page13 id: a117ee3fb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：生しょうが x他1人 | 作成日時：2022年8月11日 14時
