クラスメートと�� ページ7
『清海A』
『それじゃあまたな、仙石。』
「うぅ…んせ、拙者、頑張るでござるよ！」
『うん！ 全力で頑張れ！！』
「おっ応援してくれるでござるか？ えへへ〜……♪」
頬をかきながら笑う仙石に、思わず釣られて笑ってしまう。
すると、仙石は目を見開いて驚いた。
『何だよ』
「A殿が笑ったところ、初めて見たでござる！ とても素敵でござるよ！」
『……そ。まあ当たり前だけど。』
母さんに似たからな。
嬉しそうにする仙石を一瞥して私は教室の扉を開けた。
ーーー…
ものの見事に男だらけ。
私をまるで珍獣を見るような目で見つめてくる。
座席表は黒板に貼ってあって、私は窓際の席らしい。
これまでの私なら『やった寝れる』とラッキーに思っていたはずだが、今の私は違う。
ここは高校。中学校までと違って『留年』制度がある。
それなら、眠くなる窓際後列なんかではなく、ど真ん中にいた方が良い。
まず留年なんかしたら『母さんが泣く』
そう、私はこの学校生活で、如何に母さんを泣かさずに生活出来るかが課題である。
それが最優先事項で、大切なこと。
まあ、アイドル育成学校とか言っておいてずっと座学なんてあるわけないだろ。
そんなことを呑気に考えながら、私は自席についた。
隣の人はまだ来てない。
そろそろホームルームが始まるというのに来てないなら今日は休みだろうか。
「ねえねえっ！」
『！ なに。』
窓から景色を見ようと隣の席から目線を外すと、前の席の男が振り向いていた。
明るい茶髪に桃色のピンで前髪を留めている。
「俺の名前は『葵ひなた』！ プロデュース科？ の子だよね！ 仲良くしよー！」
『へ、ちょっと！』
私の手を取って力強い握手をしてくる葵。
距離が近い距離が近い！
『てか葵？ これ名前順じゃないの……？』
「先生が勝手に決めてるんじゃない？ まーそんなことはどうでもよくて！ 君の名前はなに？」
『き、清海A、だけど。葵、距離近い。』
「ああ、俺同じ学年に双子の弟がいるから名前で『ひなた』って呼んで〜！ 距離はクセだから慣れてね♪」
ばちんっとアイドルらしいウインクをかまして笑う。
人を名前呼びするのは慣れてないから不安だ。
「それにしてもAの隣の子は遅いね。」
『……今日は休みなんじゃ』
そう言いかけた時、教室の前の扉が開いて
『……！』
イケメンが入ってきた。
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一織(プロフ) - 生しょうがさん» 返信ありがとうございます！！ぜひぜひこれからも応援させてください…！！ (2022年8月13日 23時) (
レス) id: a117ee3fb5 (このIDを非表示/違反報告)
生しょうが - ♡ろぉる♡さん» コメントありがとうございます！一番だなんて…！嬉しいです！これからも応援よろしくお願いします！ (2022年8月13日 18時) (レス) id: 1856a8e0e6 (このIDを非表示/違反報告)
♡ろぉる♡ - すごい好みの作品です！今までで一番好きです！更新頑張ってください！ (2022年8月13日 17時) (レス) @page26 id: fb36bde41e (このIDを非表示/違反報告)
生しょうが - 一織さん» ありがとうございます！良ければこれからも応援してくださると嬉しいです！ (2022年8月13日 11時) (レス) id: 1856a8e0e6 (このIDを非表示/違反報告)
一織(プロフ) - 初コメ失礼します、すごく好みな作品にやっと出会えました！ありがとうございます！ (2022年8月11日 23時) (レス) @page13 id: a117ee3fb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：生しょうが x他1人 | 作成日時：2022年8月11日 14時
