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教室に響く、激しいバスドラムとスネアドラム。ベースの奏でる心地よい低音。キーボードの柔らかい音。掻き鳴らされるギター。
生徒会長兼軽音部部長基、
高校入学当初からずっと保っているという青メッシュが揺れる。
あんな祝辞をした人とこの真っ直ぐな声の持ち主が同一人物だなんて一体誰が信じるだろうか。
右隣の雅斗くん、更にその隣の池谷くんを見ると二人とも同じような表情をしていた。
それにしても謎メンツ。出会って数分で仲良くなれる雅斗くんってやっぱり凄い。私には一生出来ない代物だ。尊敬の念。
と、ここで演奏が終わる。
「どう、だった？」
矢吹生徒会長が問う。
即座に口を開いたのは雅斗くん。
「凄かったです！！」
「ほんと？それは良かった」
「４人は入りたい部活の候補とかあるの？」
キーボードを担当していた3年生さんが聞いた。
悪いけど質問解答係は雅斗くんに任せてしまおうか。
「俺は軽音部一択です！高校生になったら音楽やりたいなーって思ってたんで！」
「お、嬉しいなー。金髪の君は？」
「俺は...一応、面白そうな部活がなかったら経験のあるバスケ部に入ろうかなーと思ってました。でも、瑞起が軽音部って言ってるんで...俺も入っちゃおっかな、とか考えてます」
「へぇー、バスケやってたんだ！だったらもうバスケは十分だよ、おいでませ軽音部！」
おいおい、ちょっと待て。この流れは何だ。向こうから池谷くん、雅斗くんの順番で質問されているじゃないか。これ席順だよね。
え、どうしよう。
正直に「部活に入る気はありません」っていうのも気が引ける。でもここで「あ、じゃあ私も軽音部かなー？」なんて言って軽音部の皆さんに変な期待をもたせてしまうのも違う。違う違わないの前に申し訳ない。
どうしようどうしよう。
助けて、という意味を込めて雅斗くんの方を見る。助けて雅斗くん。
私の視線に気づいた雅斗くんは、素敵な笑顔で首を傾けた。
...くそ、何でこういうときに限って勘が鈍いんだ、雅斗くん。
「隣の女の子は、部活決めてるの？」
「え...っと」
言葉に詰まる。
察して。察して下さい。察しろ下さい。
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Noel*26(プロフ) - いちごさん» なお許可は取っていない模様（） (2020年4月1日 15時) (
レス) id: 3a6dfc07f6 (このIDを非表示/違反報告)
いちご - ド派手に身バレしとって草 と言うか身バレしてるという方が見バレな気もするｗ (2020年4月1日 11時) (レス) id: b234dff780 (このIDを非表示/違反報告)
Noel*26(プロフ) - いちごさん» 39話で身バレ案件するから覚悟して欲しい（）今の涼ちゃんのほうが書きやすいんだよね笑みんな真面目ちゃんだと面白くないし（正当化） (2020年3月28日 2時) (レス) id: 3a6dfc07f6 (このIDを非表示/違反報告)
いちご - 涼ちゃんなんだかキャラずれてきてない？ｗｗまあこれも好きだし良いけどさｗあとね身バレせんでね皆危機になるからねｗｗｗ (2020年3月28日 0時) (レス) id: 9a5403874f (このIDを非表示/違反報告)
Sari(プロフ) - Noel*26さん» バグが起きるとは思わなくてコメント遅くなってごめんよ、、(でしょ？自分でも気に入ってるw) (2020年1月31日 19時) (レス) id: 656a175c77 (このIDを非表示/違反報告)
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