quadruple one _all ページ25
遅 刻 常 習 犯。
「レッツ、ポッキーゲーム!」
なんて誘ってみたら。
人選も路線も気分。
***
*izw*
「うわやっぱり来た」
迷惑そうな態度と言葉とは裏腹に、手元にはしっかりとポッキーの箱が。
案外乗り気じゃないか、なんて余裕をぶっこいてたらいきなり手を引かれて彼の腕の中へ。
「じゃ、始めよっか」なんて私の頬に手を添えら、目の前には黒子の覗くなまめかしい笑み。
逃げようにもがっちりとホールドされていて、結局一箱分が終わるまで離してもらえませんでした。
*kwkm*
「えぇ……やじゃん」
予想通りの反応、はた迷惑そうに顔をしかめる彼。
それでも何度か粘ってみると、「一回だけやからな」と渋々腰を上げてくれる。
ポッキーも彼も甘口、一度ではもの足りずもう一度懇願。
流石に何度も何度もお願いしてると「いつまでやるつもりなん」とキレられました、後悔はしてません。
*kwmr*
「おや、意外ですね。良いですよ」
此方の誘いに対して珍しいものを見るかのように愉快そうな彼。
あっさりと承諾を得たもののどこか腑に落ちない、それでもとりあえずゲームを開始すれば軽い音。
見れば咥えていたポッキーは既に真っ二つに、「僕の負けですね、罰ゲームどうぞ?」なんて実に楽しげに言ってのける。
ハロウィンか、と内心ツッコミつつ、ちゃっかりもう一回頂きました(以下エンドレス)。
*sgi*
「このナイスガイに挑んじゃうの?後悔しないね!?」
やけに自信満々な彼は、どうやら必勝法を知っている様子。
高低差に苦労しつつも、折れないように慎重にポッキーを咥える。
スタートと同時に軽快な音と彼の顔とが迫り来る、反射的に仰け反れば「勝った!」とご満悦そうな笑顔が見える。
悔しさからリベンジマッチ、恥ずかしさよりも勝負魂が勝った瞬間でした。
*fkr*
「えぇー普通に食べようよー」
誘いを断り、箱からポッキーを何本が奪っては口に運ぶ彼。
面白くない、なんて理不尽な理由で彼の口にあった食べ掛けのポッキーを咥えてやる。
目の前の相手が、そして私がショート、流石に衝動的過ぎたか。
その後ちゃんと蟠りは解消して、一緒におやつタイムを満喫しました。
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やまうみ。 - 山さん» ありがとうございます!許可とらなくても良いんですか...?やっちゃいますよ...?山様も、僕の作品で書きたいものがあればどうぞどうぞ(無いと思うけど) 注意書しておきます、ありがとうございます!これからも続く限りずっと応援と尊敬と敬愛を忘れません! (2019年10月22日 10時) (レス) id: e8e6962fde (このIDを非表示/違反報告)
山(プロフ) - やまうみ。さん» 全然大丈夫ですよ、寧ろ許可なんて貰わなくてもどんどんインスパイアして貰えば…… 注意して欲しいこと……は、そうですね。万が一読者様に『パクりなんですか?』と聞かれたら事情説明がややこしそうな気も……その作品の中で注意書きは書いた方がいいですかね? (2019年10月22日 9時) (レス) id: c5ddeb2343 (このIDを非表示/違反報告)
山(プロフ) - echoeighter8さん» 了解しました!他の作品も急ぎ足で書きますのでお楽しみに…… (2019年10月22日 9時) (レス) id: c5ddeb2343 (このIDを非表示/違反報告)
やまうみ。 - 「時間制限賃貸彼氏」という作品をお相手と所々を改変して書かせていただいてもよろしいでしょうか。いや、ダメだったら全然断っても良いんです!この間のは拒否権がない感じになってしまったので。良いかダメか、注意してほしいことなど教えてください! (2019年10月22日 8時) (レス) id: e8e6962fde (このIDを非表示/違反報告)
echoeighter8(プロフ) - 山さん» 続編書いていただけるなら全然待ちます! (2019年10月21日 13時) (レス) id: a38f594748 (このIDを非表示/違反報告)
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