サネカズラ〜再会〜((カリブラ))

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「まだちょっと話す勇気はない、かな。」





M『あぁ、ごめんね。余計なお節介だったね。』





「ううん、ありがとう。」









きっと、忘れた方がいい。
その方がいいに決まってる。





自分にそう言い聞かせても、溢れる涙は止まらなかった。









M『ごめん。泣かせるつもりはなかったんだけど。』





「ううん、みのは悪くないの。」





M『ねぇ、明日の夜空いてる？』





「空いてるけど…」





M『ご飯行かない？』









ジローとは会っているのに、みのとは会わないなんてそんな都合のいいこと出来るわけもなく。





二つ返事で了承した。









M『じゃあ、明日19時に。』





「うん。おやすみ。」









電話を切ってから、酷く後悔した。
やっぱりジョージに一言謝っておけば良かったと。





折角みのがチャンスをくれたのに。





あたしはそれを自分で棒にふった。





きっと今日は眠れない。
もう少しだけ飲もうかな。





冷蔵庫を開けて、あと数本入っていたビールを口に運んだ。









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