24 質問其の三 ページ25
ピンク肌の彼女、芦戸が元気よく手を上げる。
「はーい！じゃあ無難にいくよ！好きな食べ物は！？」
二人は自己紹介で言ったはずだ(自己紹介の練習に手伝った)
どうやら私にだけ聞くらしい。
「コーヒーとアーモンド」
「大人！」
すかさず麗日が突っ込みをいれる。
いや、憧れみたいな目で見ないでよ。
「じゃあ私、得意教科は？」
芦戸とは反対に耳郎は控えめに聞いてくる。
得意教科ねぇ、
足を組んで、背もたれに寄っかかる。
私は少し考えた。
「医者だから、理数系」
正直苦手なのは無いのだが、得意と言われたらこれだろう。
「じゃあ、今度数学教えてくれない？うち分かんないとこあるんだ。」
「いいよ、昼休みにでも保健室おいで」
耳郎は少し嬉しそうに頷いた。
「私いいから？二人の事どう思ってるのかしら？ケロ」
語尾にケロをつける蛙水。
ピクリと、私は睫毛を揺らした。
「ブッ」
「ゲホッ」
横で敦が吹き出し、龍が咳き込む。
トントンと二人の背中を叩いた。
そんな事聞くのか、流石女子。
「(よくぞ聞いてくれた！)」
興味津々と言った瞳で見つめられる。
何人かは机から乗り出した。
「で！どうなの？！」
別に言ってもいいけど、何か二人に言うのはつまらない。
まあ時々はいいか、
私は言葉を選んで、頭の中に素早く組み立てた。
「喧嘩ばっかりするし、問題起こしまくる世話のやける人達」
二人は項垂れ、女子は予想とは違ってつまらないという顔をした。
恋バナってやつね、女子の好物。
「でも」
お、と女子は更に顔を近づける。
「喧嘩ばっかりするけど、何だかんだ優しいし、私が危ない時直ぐに助けに来てくれて嬉しかった。
二人は大切な友達。」
シーンと静まり、誰も言葉を発しない。
最初に八百万がまあ、と零した以外はうっとりと恍惚とした表情を浮かべた。
暫くそのままだった。
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桜(プロフ) - 続きが速く読みたいです。 (2020年8月21日 16時) (
レス) id: f12f1a44ac (このIDを非表示/違反報告)
Ainyami(プロフ) - 鶴来 アリスさん» コメントありがとうございます。私も少ないかなぁ、なんて思いつつ書いてしまったので申し訳ないです。必要だったら書き換えます。どのくらいか、コメントして頂けると助かります。失礼しました。 (2019年10月30日 6時) (レス) id: af6958aa41 (このIDを非表示/違反報告)
鶴来 アリス(プロフ) - すみません、夢主って前世は成人してたんですよね？だとしたら預けてたお金2000万じゃ少ない気が…。いや私も相場が分からないのでどれくらいとか言えないんですけど…。。。 (2019年10月29日 15時) (レス) id: aa3614dbb5 (このIDを非表示/違反報告)
Ainyami(プロフ) - ヘルプからお問い合わせにいってもらって、アップロードについてから出来ると思います。試してみてください。描いてもらったので、できれば見たいという私の想いがあるのでお願いします。 (2019年8月20日 14時) (レス) id: c6187a3341 (このIDを非表示/違反報告)
酸素無駄遣い装置 - Ainyamiさん» すみません、イラストは出来上がっているのですが、イラログに投稿できなくて……URL化出来ないんです。ログインしないとこれ以上は投稿できないらしいです。すみません。 (2019年8月20日 12時) (レス) id: 8cc010c4ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ainyami | 作成日時：2019年5月13日 20時
