隠し事1 ページ1
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『悠仁最高……本当にありがとう』
「良かった、甘い物好きだろうと思ってさ」
ケーキにクレープ、パイにプディングと多種多様なスイーツがずらりと並んだ棚を見て目を輝かせる。
なんて、美味しそうなのだろう。
きらきらでつやつやで、可愛らしいスイーツに釘付けになる。
ちらりと彼を見上げれば、こちらに気がついたのか穏やかに微笑まれた。
2週間前、彼にこの日の予定を空けておいて欲しいと頼まれたのだ。
その日は3月14日。
ホワイトデー関係の事であろう、流石にそこまで鈍感ではない。
実際私は彼にバレンタインの贈り物を渡した。
律儀な彼の事だ、きっとお返しを渡す時間を取りたいのだろう。
分かってはいたものの、突如手を引かれて外に連れ出された事には驚いた。
しかも、そのまま連れてこられたのは予約を取るのも難しいという有名なスイーツビュッフェの店である。
『……。』
だが、ひとつ気になる事があるのだ。
綺麗で可愛くて、美味しいスイーツを口に運びながら、彼の座った横をちらりと盗み見た。
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m__rr(プロフ) - お返事ありがとうございます( ´ω`*)! もしよろしければ、宿儺で書いていただきたいです..! (2021年3月16日 13時) (レス) id: 87fa9eda41 (このIDを非表示/違反報告)
花央(プロフ) - m__rrさん» わー!ありがとうございます…!勿論大丈夫です…! (2021年3月15日 11時) (レス) id: 2b70089d86 (このIDを非表示/違反報告)
m__rr(プロフ) - はじめまして!いつも楽しく拝見しています(_ _*)) 突然ですが、キャラリクエストよろしいでしょうか…? (2021年3月14日 23時) (レス) id: cbad7118e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花央 | 作成日時:2021年3月6日 21時