心を繋ぎ止める術 (you) ページ30
「そもそも死ぬ気なんてなかったとしたら…？」
私の言葉にユミさんとナオは顔を見合わせた
「誰かの気を引くため…
誰かの心を繋ぎ止めるためだとしたら…？」
ナオ「だとしたら納得がいく…」
ユミさんも頷いている
絶対にそうだ…
手首の傷も浅かった
しかもこの時間帯は下膳のためにスタッフの誰かが来る事をソルファさんは知っていたはずだ
ユミ「ユノ…？」
「うん」
ユミ「きっと目覚めたらユノが原因だって話すつもりなんだね」
ナオ「ユノの女なのか？」
ナオには話してなかったっけ…
ユミ「口外しないでよ！？」
ナオ「しねぇし！
こう見えても俺だって医者の端くれだ
それにしてもユノって趣味悪かったんだな…
美人だけど性格に難ありだ」
ナオ…
はっきり言いすぎ…
ナオ「でもこの前はチャンミンの女だって言ってたぞ？」
「それについては今夜話すから…」
ナオ「分かった
とりあえずここには俺が残るから2人は仕事に戻れ？
この新人さんは連れてってくれよ？」
「了解」
ユミさんと共にストレッチャーでナナを空いている病室に運んだ
ナナは昨夜の疲れもあるのか眠り続けていた
ユミ「ナナの点滴管理は私がするね？」
「よろしく」
私たちは日勤業務に戻った
その後特別室にはたくさんの人たちが出入りしていた
ナオと師長がその対応に追われ大変そうだった
私たちが昼休憩に入ろうとしていた頃…
ナナが目覚め帰宅した
そして…
佐々木「よ！お2人さん？」
食堂に向かう私たちを呼び止めたのは佐々木さんだった
佐々木「昼休憩？」
「はい…
これから職員食堂に行こうと思って…」
佐々木「俺も一緒に行ったらまずい？」
ユミ「事務さんって事で行けるでしょ？」
「そうだね
一緒に行きましょう」
佐々木「うん」
3人で職員食堂へ…
スーツ姿の佐々木さんはすんなり潜入に成功した
そして私たちは人気のない席に着いた
ユミ「もしかしてソルファさんの事で来たの？」
佐々木「うん
ユンさんはソウルだしね」
ユミ「ソルファさん側から呼ばれて？」
佐々木「うん
目覚めた彼女がユノのせいでこうなったとマネに話したみたいで俺が呼ばれて事情を聞かれた
命に別状ないようだしやられた感が半端ないよ」
ユミ「罠に嵌められた感じだね…」
佐々木「そうだな
まさかこんな事をしてまでユノの心を繋ぎ止めておきたいとはな…」
昼食はのどを通らなかった
それは私だけではなかった
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はなまる(プロフ) - ソルさんはじめまして。このサイトを知って色々な方の小説を読むのが好きです。ソルさんの綴る言葉や優しい文章が大好きです。パスワードがかかっているものを読みたいのでパスワードが知りたいです。よろしくお願い致します。 (2022年7月16日 2時) (
レス) id: ca97a3ca50 (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - wakaさん» ソウル行っちゃうね(笑)ソルファにとってオンニからの罰は相当こたえただろうね。これで改心してくれればいいけど…。 (2018年11月13日 0時) (レス) id: 32fd054e1d (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - みぃなさん» いよいよ主人公さんがソウルに降り立ちますよ〜。さぁ何が待ち受けている…？次章にもぜひ遊びに来てやってくださいませ〜。 (2018年11月13日 0時) (レス) id: 32fd054e1d (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - hanahimawariffさん» 遊びに来てくださりありがとうございます！主人公in韓国ってバレバレ(笑)次章は近日中に公開しますのでまた遊びにいらしてくださいね！ (2018年11月13日 0時) (レス) id: 32fd054e1d (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - 沙羅さん» 姉妹でした〜。しかも2人とも愛人の子。2人のオンマは相当な美人さんだったのでしょうね〜。次章では大きな進展があると思いますのでまたぜひ遊びに来てやってください♪ (2018年11月13日 0時) (レス) id: 32fd054e1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソル
| 作者ホームページ：https://twitter.com/chamiyukki0218
作成日時：2018年10月22日 1時
