夢じゃない (you) ページ33
誰かの手が頬に触れる感触で意識がクリアになった
ナオ…？
それとも師長…？
ゆっくりと目を開けると思いがけない人と目が合った
きっとまだ夢の中に居るんだ…
そうだ…きっとそうに違いない
そんな事を考えながら再び目を閉じた
チャミ「どうして目を閉じるの！？」
ややキレ気味のチャンミンの声…
やけにリアルな夢だ
チャミ「心配で急いで来たのに…」
心配…？
あ…そっか…
ケガしたんだった…
チャミ「A…
目を開けて？」
促されるまま目を開けた
夢ではなかったらしい…
チャミ「気分はどう？
痛む？」
「大丈夫
さっきまでよりずっと痛みは楽だから」
チャミ「それなら良かった」
「ところでどうしてここに…？」
チャミ「急遽夕方の便でこっちに来たんだ
宿舎に向かう車の中でナオさんからAがケガしたってメールをもらって…
それで居ても立っても居られなくてそのままここに連れてきてもらったんだよ」
「そうだったんだね…
心配かけてごめん…」
チャミ「気にする事ないよ
Aの心配するのが俺の役目なんだから…
大した事なくて本当に良かった」
チャンミンの両手が私の左手を優しく包み込んだ
それだけで痛みが引いていく気がした
「どうして急に来日する事になったの？」
チャミ「ソルファの事があったからだよ」
「聞いたんだ…？
ユノさんも知ってるの？」
チャミ「ヒョンにはまだ話してない
ヒョンは今日は1人の仕事してて…
俺は明後日までオフだったからユンさんの指示で事務所のスタッフのキム君と2人で来たんだ」
「そっか…」
チャンミンの背後に立っていた男性が笑顔で私に頭を下げた
キムさんなのだろう
チャミ「ソルファとちゃんと話さないといけないけど…
正直何をどう話していいか全然分からなくて…」
「そうだよね…」
チャミ「ソルファはヒョンのせいであんな事したって話してるみたいだし…
それが外部に漏れたらどうなるか…」
珍しく弱気なチャンミンの目を見て胸が締め付けられた
不意に記者の事を思い出した私…
「チャンミン…
ここに入る時記者に会わなかった！？」
チャミ「記者…？」
「うん…」
私の話を聞いたチャンミンは大きなため息をついた
チャミ「Aの事が心配で周りが見えていなかった
ここに入る姿を見られたかも知れない」
記者はソルファさんの男はチャンミンだと勘違いしている…
もしここに入る姿を見られていたとしたら最悪な事態が待ち受けている
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はなまる(プロフ) - ソルさんはじめまして。このサイトを知って色々な方の小説を読むのが好きです。ソルさんの綴る言葉や優しい文章が大好きです。パスワードがかかっているものを読みたいのでパスワードが知りたいです。よろしくお願い致します。 (2022年7月16日 2時) (
レス) id: ca97a3ca50 (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - wakaさん» ソウル行っちゃうね(笑)ソルファにとってオンニからの罰は相当こたえただろうね。これで改心してくれればいいけど…。 (2018年11月13日 0時) (レス) id: 32fd054e1d (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - みぃなさん» いよいよ主人公さんがソウルに降り立ちますよ〜。さぁ何が待ち受けている…？次章にもぜひ遊びに来てやってくださいませ〜。 (2018年11月13日 0時) (レス) id: 32fd054e1d (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - hanahimawariffさん» 遊びに来てくださりありがとうございます！主人公in韓国ってバレバレ(笑)次章は近日中に公開しますのでまた遊びにいらしてくださいね！ (2018年11月13日 0時) (レス) id: 32fd054e1d (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - 沙羅さん» 姉妹でした〜。しかも2人とも愛人の子。2人のオンマは相当な美人さんだったのでしょうね〜。次章では大きな進展があると思いますのでまたぜひ遊びに来てやってください♪ (2018年11月13日 0時) (レス) id: 32fd054e1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソル
| 作者ホームページ：https://twitter.com/chamiyukki0218
作成日時：2018年10月22日 1時
