VS 新堂 (yumi) ページ29
新堂さんは怒りに任せてナースステーションのカウンターに松葉杖を叩きつけた
その大きな音のせいでたくさんの患者さんが集まって来てしまった
師長がその対応に当たってくれた
タクミ「お前のせいで俺は婚約破棄になったんだぞ！？」
Aのせい…？
タクミ「お前があの日俺の元に来たりしたからだ！」
A「あの日って…
事故に遭ってここに運ばれた日の事ですか？」
タクミ「そうだ…
あの日お前が来たせいでリカは俺とお前の関係を誤解した
その後も俺とリカの間に出来た溝は埋まらなかった
昨日正式に婚約が破談になった」
チャンミンがここの特別室で点滴を受けていたという夜の事か…
当直医の話だと新堂さんがAを呼んだはずだよね？
A「スタッフに私を呼べと言ったのはご自分ですよね？」
Aは至って冷静…
それは当然だ
Aには何の非もない
タクミ「だからと言って来るなよ！」
何なのこの男…
全く勝手な男だ…
戻って来た師長が2人の間に立った
師長「新堂さん？
冷静になって下さい」
タクミ「無理ですね」
A「私はもうあなたとは何の関わりもありません」
タクミ「人の幸せを壊しておいてよくそんな事が言えるな！？」
A「その言葉…
そっくりそのままあなたにお返しします」
タクミ「え…？」
A「あ…でも違いました
あなたに捨てられたお陰で私は素敵な人と出会い結婚する事に決まったんです
今とても幸せです…
だから感謝しないといけませんよね」
新堂さんは目を見開き絶句…
A「ありがとうございます…
新堂さん？」
Aは余裕の笑みを新堂さんに向けた
まるでチャンミンが乗り移ったかのようだ…
カッコイイ…
タクミ「どうせろくな男じゃないんだろ？」
師長「負け犬の遠吠えね…」
師長は私の元に来て耳打ちした
「同感です」
師長「新堂さんなんか非じゃない相手なのにバカね」
え…？
師長はAの相手を知っているかのような言い方…
「師長…？
Aの相手をご存知で…？」
師長「えぇ…
だって会ったもの…」
会った？
どこで？
タクミ「A…
言い返す言葉もないか？」
Aは呆れ顔…
言い返すつもりもないのだろう
タクミ「どうせ禿げかかったような親父なんだろ？
売れ残り的な…」
真逆なのに…
チャミ「A…？」
来た…？
師長「あらシムさん…
いらしたの〜？」
師長の棒読みに噴き出しそうになった私…
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ソル(プロフ) - はるさん» お！マジすか？それは良かった〜(笑) (2018年10月28日 0時) (
レス) id: 141f36d0fd (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - ウォー夢のような話だぜ。って、常に脳内にある話をソルさんが文字にしてくれている〜(笑)カムサハムニダ^ ^ (2018年10月27日 17時) (レス) id: 884c6663a2 (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - wakaさん» 多分そうだね。やっと効力発揮か…？(笑) (2018年10月26日 23時) (レス) id: 141f36d0fd (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - ユンさんが渡したナプキンもしかしてユノ直筆の・・・・ (2018年10月26日 21時) (レス) id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - 沙羅さん» いつもの私なら『私』を我慢させたかも知れないけど今回は違う感じにしてみました〜。この後色々な戦いが起こりそうで、結局3章行き決定です(笑) (2018年10月26日 19時) (レス) id: b95c4969d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソル
| 作者ホームページ：https://twitter.com/chamiyukki0218
作成日時：2018年10月9日 1時
