探偵のような人 (you) ページ38
女性「そんな大切な物で私の涙で汚してしまって…
本当にすみません」
「気にしないでください
返そうと思えばいつでも返せる相手の物なので大丈夫です
また洗って返しますから」
チャンミンのハンカチを褒められた事が凄く嬉しかった
女性は余程気に入ったのかずっとハンカチを見つめていた
「そんなにお気に召しましたか？」
女性「ただただ嬉しくて…」
「え…？」
女性「それ…
チャンミンのハンカチですよね？」
どうしてその事を…？
女性「そのハンカチ…
私が贈った物なんです
チャンミンには紺色を…
ユノには色違いの真紅のハンカチを贈りました」
「本当ですか？」
女性「はい
オーダーして作ってもらった物なので間違いありません」
ふわっと微笑んだ女性…
こんな偶然ってあり？
そうとは知らずに私は…
女性「そんな顔しないでください
私は口外したりしませんので…」
「口外って…？」
女性「あなたはきっとチャンミンに凄く近い存在の方なんですよね？」
やってしまった…
チャンミンの事を『返そうと思えばいつでも返せる相手』と言ってしまったよ…
女性「もしかして違いましたか…？」
「ご想像にお任せします」
女性「そうですか…
じゃあ勝手に彼女さんって事にしておきますね」
「ハハハ」
もう笑うしかなかった
否定する事も出来た
だけどそれをしなかったのは何を言っても嘘くさくなる気がしたから…
昔から私の嘘は直ぐにばれてしまう
それならはぐらかしておくのが得策だと言える
女性「あ…
でもユノの彼女さんって可能性もありますよね…？」
「え？」
女性「ユノに苛められて泣いててチャンミンが貸してくれた的な…？」
「なくはないかも知れませんね」
女性「でもそれならユノのサインボールをくれたりはしないですよね？
やっぱりチャンミンの…ですね？
さっきチャミペンさんだって言ってたし…」
まるで探偵のようだ
気付くともう周りには誰も居なくなっていた
スタッフさんに退場を促された私たちは会場の外に出た
女性「今更ですけどお名前伺っても大丈夫ですか？」
「Aと申します」
女性「Aさんですか…
私はミキと申します
Aさんはこの後どうされるんですか？」
「仙台市内のホテルに戻ります」
ミキ「それなら…
良かったら私の車に乗って行かれませんか？」
「え…？」
ミキ「私市内に住んでいるので…」
どうしよう…
だけどせっかくの申し出だし甘えさせてもらおうかな…
ミーグリさんかけん (changmin)→←サインボールの行方 2 (she)
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ソル(プロフ) - はるさん» お！マジすか？それは良かった〜(笑) (2018年10月28日 0時) (
レス) id: 141f36d0fd (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - ウォー夢のような話だぜ。って、常に脳内にある話をソルさんが文字にしてくれている〜(笑)カムサハムニダ^ ^ (2018年10月27日 17時) (レス) id: 884c6663a2 (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - wakaさん» 多分そうだね。やっと効力発揮か…？(笑) (2018年10月26日 23時) (レス) id: 141f36d0fd (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - ユンさんが渡したナプキンもしかしてユノ直筆の・・・・ (2018年10月26日 21時) (レス) id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - 沙羅さん» いつもの私なら『私』を我慢させたかも知れないけど今回は違う感じにしてみました〜。この後色々な戦いが起こりそうで、結局3章行き決定です(笑) (2018年10月26日 19時) (レス) id: b95c4969d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソル
| 作者ホームページ：https://twitter.com/chamiyukki0218
作成日時：2018年10月9日 1時
