＊初の出来事 (you) ページ22
20時半…
撮影が行われるスタジオ目の前の駐車場に到着した
この場所からはスタジオの入り口がよく見える
そしてあの交差点も…
やはり運命には逆らえないの…？
でも逃げ出す勇気はない
チャミ「俺が戻るまで絶対に車から出ないで？
何かあったら直ぐに俺に電話して？」
チャンミンはなかなか車を降りようとしない
「大丈夫だから早く行って？」
チャミ「うん…行ってくるね？」
チャンミンはやっと車を降りた
だけど数歩進んでは私の方を振り返りなかなかスタジオの入口に辿り着かない
やっと入口に辿り着いたチャンミンは私に向かって手を振って中に入って行った
その後直ぐにユノが到着し中に入って行くのが見えた
私は今か今かとチャンミンの帰りを待ち続けていた
21時を過ぎるのを心待ちにしながら…
間もなく21時という頃…
遠くからサイレンの音が聞こえてきてそれがどんどん近くなってきていた
そして救急車がスタジオの前に停まった
中に入って行く救急隊員…
それから間もなくストレッチャーで運び出されてきたのはチャンミンだった
それからは無我夢中だった
救急車に向かって駆け出した私を照らす眩しい光…
ユノ「A！？」
ユノの声が聞こえた瞬間…
体に大きな衝撃を感じ私は意識を手放した
やっぱり運命には逆らえなかった
私はまた事故に遭いユノに赤ちゃんの名前が『サラン』だと告げた瞬間再び過去に引き戻された
またやり直し…
そして再会したチャンミンは向こうの世界のチャンミンではなかった
私はいずれまたチャンミンに切り捨てられるのだという事を知りながら4月10日に向かって歩んで行かなければならない
きっともう二度とあのチャンミンには会えない…
胸が締め付けられて呼吸をする事すらしんどい
――――――――――――――――――――――
そしてまた辛い別れを経験し4月を迎えた
キュヒョン「浮かない顔してるな？」
「キュヒョン…？」
重い足取りで大学の正門を出た私を待っていたのはキュヒョンだった
やり直し人生初の出来事…
キュヒョン「迎えに来てやったぞ？
感謝しろ？」
「頼んでないけど？」
キュヒョン「頼まれた覚えはないけど来てやった」
にこっと微笑んだキュヒョンは私の手を引いて近くに停車している車に向かった
「この車キュヒョンの？」
キュヒョン「うん
免許取った記念に買ってやったんだ
SuperJuniorとして日々頑張ってる自分へのご褒美だ
乗せるのはAが初めてなんだぞ？
感謝しろよ？」
得意気に笑ったキュヒョンは助手席に乗せてくれた
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ゆみ(プロフ) - おひさしぶりです。以前もソルさんのお話を読ませて頂いたゆみです。やっぱり読むたびに涙が出てしまい…お話に感動してます。このお話だけでなく、ソルさんのかくお話は何度も読みたくなるほど引き込まれてしまいます（笑）また〜お邪魔させて頂きます。 (2019年12月6日 11時) (
レス) id: 0ab89a49dc (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - motomatoさん» 2人はお互いを守ろうと必死だった…素敵ですよね。きっと素敵な家庭を築いていってくれる子余でしょう。最後までおつきあいいただありがとうございました！ (2019年6月10日 13時) (レス) id: f783cd171d (このIDを非表示/違反報告)
motomato(プロフ) - 一方通行ではなくて、お互いがお互いを思って守る…って素敵ですね！ありがとうございました！ (2019年6月10日 8時) (レス) id: bba7275c40 (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - 沙羅さん» 沙羅さ〜ん、ありがとうございます(泣)もっと幸せな日々を書きたかったから潜り過ぎたことを反省した作品でした。一瞬PCが復活したのですね！コメントいただきとても嬉しかったです。ありがとうございます！ (2019年6月8日 18時) (レス) id: f783cd171d (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - 潜って、潜って、潜って・・・見えたぁ〜海に潜ってザバァッと地上に出たような感じです。いやぁ〜見せられましたね。ソルさんお疲れ様でした。PS：一瞬だけ復活しているPCから大急ぎで読んで来ましたよ。 (2019年6月7日 23時) (レス) id: ec31f29c69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソル
| 作成日時：2019年5月7日 1時
