めでたい日 (You) ページ39
一睡もしないまま朝を迎えた
独身最後の夜を謳歌し過ぎてややお疲れ気味
早朝に迎えに来たイ尚宮とシム内官に連れられて結婚の儀の準備に入った
準備を整えた私たちは王邸の広間へ…
参列者は王様…世子様…
イ尚宮…チョン内官…
ジョングクのオモニ…
王邸は人払いがなされたようで他には誰も居なかった
5人が見守る中夫婦となって…
王様の計らいでその場で婚姻届を書いた
それを王様が承認
王「これでお前たちは真の夫婦となったのだ
早く子をなすと良い」
JK「はい！
頑張ります！」
頑張ります…って…
滅茶苦茶恥ずかしい…
その後皆で食事をしながらの歓談
ジョングクのオモニと会うのは私が幼い頃以来だった事もあり会話に花が咲いて…
とても有意義で穏やかな時間を過ごした
そして全て終わろうとしていた頃…
王妃様が現れた
王妃「王様？
私に秘密で何をしておられるのですか？」
王「見て分からぬか？
内輪での食事会だ」
王妃「公主が行方不明だと言うのに呑気に食事会とは…」
王「公主ならここにおろう？」
王妃「何を仰っておられるのですか？」
王「公主はお前の目の前におる」
王妃様の鋭い視線が私に向いた
王妃「何故翁主が公主の衣類を身に纏っておるのだ？」
王「公主だからに決まっておろう？」
王妃「公主はミニョ…」
王「ミニョならもうここには戻らぬ」
王妃「え…？」
王「お前に愛想を尽かし切り捨てたのだ
それ以前にミニョはこの王宮に足を踏み入れてはならぬ存在…
王族とは何の関係もないよそ者なのであろう？
その事を一番よく知っているのは王妃…お前のはずでは？」
言葉を失った王妃様…
王「ミニョとチェ内官はお前を捨てたのだ
ここにはもうお前を守る者などおらぬ」
王妃「ミニョは王様の子…」
王「まだ嘘を申すか！？
ミニョがチェ内官の子である事は初めから知っておったしその証拠もこの手にあるのだ
言い逃れは出来ぬ！」
王妃様は床に崩れ落ちた
王妃「私は廃妃でございますか…？」
王「廃妃にはせぬ
今まで通りここに留まるが良い
今後の事はこの後ゆっくり話すとしよう
自分の部屋で待っているが良い」
王妃「王様…
ありがとうございます」
安堵の表情を見せた王妃様は去った
娘の身より自分の身の方が大切…？
やはり最低な人だ
王「今日はめでたい日だ
ウォルの事に関しては明日を待ち動くとしよう」
王様は優しく微笑んだ
だけど強い決意がその目に現れていた
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にゃんこ(プロフ) - まさかの展開に驚きました！！ヒロインちゃんが女王になるとばかり思っていたのに。まさかのグクが！！それはそれで素敵だと思いました。また更に楽しみが出来ました。いつもありがとうございます☆ (2021年7月30日 6時) (
レス) id: a21dcbeda6 (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - にゃんこさん» 雲の切れ間から月明かりが見えてきた感じの中、間もなく第三章突入です。まだ先は少し長いですがお付き合いいただけたら嬉しいです。 (2021年7月29日 18時) (レス) id: 2435145dc1 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - 更新を楽しみにまっていたので特別なご褒美をもらったぐらいに嬉しいです☆相も変わらず展開にドキドキしてしまいました。これからも楽しみにしています。 (2021年7月28日 23時) (レス) id: a21dcbeda6 (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - にゃんこさん» いつもありがとうございます！久しぶりの更新だったのでかなりドキドキでしたが少しほっとしました。続きもお楽しみいただけますように。 (2021年7月28日 14時) (レス) id: 2435145dc1 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - 今回のお話も最高でした。ついにクライマックスが迫ってるのかと思うとドキドキです。これからも楽しみにしています。 (2021年7月28日 0時) (レス) id: a21dcbeda6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソル
| 作成日時：2021年7月5日 21時
