回避 (JN) ページ36
我が国に女王が誕生した場合一妻多夫制であるらしい
「一妻多夫制って事実なの？」
小声で尋ねてみるとAは苦笑いで頷いた
「じゃあ俺にもAの夫になれる可能性があるって事？」
Aは俺の耳に顔を寄せる
A「私が女王になった場合は可能だけど…
まさかなりたいの？」
なってみたい気がする…
だけど痛いほど視線を感じる
今俺は確実にジョングクに睨まれている
そしてジョングクは俺たちの前にやって来たんだけど作り笑顔が物凄く怖くて直視する事が出来ないから額を見つめる
JK「A…？」
A「な…何…？」
Aもやや怯え気味…
JK「愛してる…」
Aを抱きしめ躊躇う事なく唇を重ねたジョングク…
2人の向こうで公主様が力なく床に崩れ落ちた
追い打ちをかけるなら今だ…
「ジョングク？
俺には…？」
キッと俺を睨んだ後に満面の笑みを浮かべたジョングクはAを解放した
JK「ジン…」
ジョングクは優しくそう呟いた後俺を抱きしめた
このくらいは慣れているからまだ平気
JK「ジンもキスしてほしいの…？」
ジョングクの優しい声色につい頷いてしまうとふっと笑ったジョングクの顔が徐々に近づいてきた
このままだとヤバイ…
生きた心地がしない…
公主「やめろ！」
公主様の叫び声によって男同士のキスは回避
助かった…
公主「頼むからもうやめてくれ…」
公主様は涙を流していた
公主「大人しく中東に行く…
私が去った後は3人で好きにするが良い
だから今は止めてくれ…
最後の公主命だ」
JK「そうですか…
では今はやめておく事にします
ジン？残念ながらキスはおあずけだよ？」
良かった…
本当に良かった…
俺の全身は鳥肌だらけで…
恐らくジョングクもAも同じなのだろうと思われる
公主「チェ内官…
ホテルに戻り旅立つ準備をする」
チェ内官「かしこまりました」
公主「お前たち3人の顔を二度と目にしない事を願う」
公主様はそう言ってチェ内官に支えられながら立ち上がった
A「ミニョ…」
公主「まだ何か言いたい事があるのか…？」
A「何があっても王宮には戻るでないぞ？
お前のオモニはもう居ないのだと思って生きよ」
公主「良かろう…
翁主命を聞いてやるのはこれが最初で最後だ
私のオモニであるハヌルは空に帰ったのだと思って生きるとしよう
お前のオモニである元王妃ウォル様が月に帰ったのと同じようにな…」
そう言い残し公主様はチェ内官と共に去っていった
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にゃんこ(プロフ) - まさかの展開に驚きました！！ヒロインちゃんが女王になるとばかり思っていたのに。まさかのグクが！！それはそれで素敵だと思いました。また更に楽しみが出来ました。いつもありがとうございます☆ (2021年7月30日 6時) (
レス) id: a21dcbeda6 (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - にゃんこさん» 雲の切れ間から月明かりが見えてきた感じの中、間もなく第三章突入です。まだ先は少し長いですがお付き合いいただけたら嬉しいです。 (2021年7月29日 18時) (レス) id: 2435145dc1 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - 更新を楽しみにまっていたので特別なご褒美をもらったぐらいに嬉しいです☆相も変わらず展開にドキドキしてしまいました。これからも楽しみにしています。 (2021年7月28日 23時) (レス) id: a21dcbeda6 (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - にゃんこさん» いつもありがとうございます！久しぶりの更新だったのでかなりドキドキでしたが少しほっとしました。続きもお楽しみいただけますように。 (2021年7月28日 14時) (レス) id: 2435145dc1 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - 今回のお話も最高でした。ついにクライマックスが迫ってるのかと思うとドキドキです。これからも楽しみにしています。 (2021年7月28日 0時) (レス) id: a21dcbeda6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソル
| 作成日時：2021年7月5日 21時
