距離感 (MN) ページ30
私のアボジであるはずのチェ内官は何故王妃様に真実を報告しなかったのだ？
まさか裏切っていたという事なのか…？
「チェ内官…何故だ？
何故…王妃様を裏切った…？」
チェ内官「私は王命を受け翁主様を見守っていたのでございます
王妃命には従うふりをしていたまで…」
「お前は王妃様を愛していたのではないのか…？」
チェ内官「誰がそんな嘘を申したのですか…？」
「それは…」
チェ内官「内官の私が王妃命に背けるとお思いですか？
王妃様に心を寄せた事など一度たりともございませぬ」
つまり無理矢理関係を持たされた…？
その上で生まれたのがこの私なのか…？
ジョングクも翁主も全く驚いていない
まさか知っていたのか…？
でもそんなはずない…
「そうか…もう良い…」
これ以上この話題は避けたい
JN「とにかく座りませんか？
落ち着いて話しましょう…」
ジンに促され何とかソファーに座った
Aは隣の部屋に荷物を置いて来ると言って去った
私の向かい側に座ったジョングク…
その横に座ったジン…
JN「ジョングク…疲れただろ？」
JK「そうですね…」
JN「今夜はゆっくり休んで明日の仕事頑張ろう？」
JK「はい」
会話を交わす2人の距離は近い
近すぎる…
JN「Aの事がばれたんだしもう隠さなくても良くない？」
まだ何か隠し事が…？
何かを悟ったかのように胸が早鐘を打ち始めた
JK「俺も同じ事を考えてました」
JN「それなら良かった…」
ジョングクの手を握ったジン…
そして微笑み合った2人…
JK「公主様…」
「何だ…？」
JK「実は俺の愛する人はAだけではありません」
頼むからそれ以上何も言うな…
そんな私の願いを打ち砕くかのようにジョングクはふっと笑った
JK「ジンの事も愛しているんです」
やはり…
2人の距離感を見れば一目瞭然だ
「翁主は知っておるのか…？」
JK「はい
俺たちが練習生の頃から付き合っている事を知っています」
「それでも翁主はお前を愛しておると…？」
JK「はい…
正確に言うと俺たちは3人で愛し合っているんです」
「全く意味が分からぬ」
JK「Aが戻って来たら分かります
ね？ジン…？」
JN「うん…そうだね」
さっきジンが言いかけた事の続きが見えた
私と比べようがなかったのはその相手が女ではないジョングクだったから…
それにジンの恋人は1人ではなくジョングクとAの2人だったから…
絶望と言うのはこの事なのか…？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 559人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
にゃんこ(プロフ) - まさかの展開に驚きました！！ヒロインちゃんが女王になるとばかり思っていたのに。まさかのグクが！！それはそれで素敵だと思いました。また更に楽しみが出来ました。いつもありがとうございます☆ (2021年7月30日 6時) (
レス) id: a21dcbeda6 (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - にゃんこさん» 雲の切れ間から月明かりが見えてきた感じの中、間もなく第三章突入です。まだ先は少し長いですがお付き合いいただけたら嬉しいです。 (2021年7月29日 18時) (レス) id: 2435145dc1 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - 更新を楽しみにまっていたので特別なご褒美をもらったぐらいに嬉しいです☆相も変わらず展開にドキドキしてしまいました。これからも楽しみにしています。 (2021年7月28日 23時) (レス) id: a21dcbeda6 (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - にゃんこさん» いつもありがとうございます！久しぶりの更新だったのでかなりドキドキでしたが少しほっとしました。続きもお楽しみいただけますように。 (2021年7月28日 14時) (レス) id: 2435145dc1 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - 今回のお話も最高でした。ついにクライマックスが迫ってるのかと思うとドキドキです。これからも楽しみにしています。 (2021年7月28日 0時) (レス) id: a21dcbeda6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ソル
| 作成日時：2021年7月5日 21時
