王女の男 −JK− 第二章

作戦会議　2　(You) ページ27

JK「ドラマの観すぎじゃない？」



苦々しい表情のジョングク…



「そうかも
最近はまっててね…」



JK「全く…」



今度は呆れ顔だ



「でもそのくらいしないとミニョの鉄の心は打ち砕けないよ？」


JK「そうかも知れないけどさ…
どうしてジニヒョン？」


「俳優目指してたジンなら適任じゃん？
それにジョングクとジンは元々仲良しなんだからいいじゃん
やれるって！」



今度はぐったり項垂れた



JK「ジニヒョンが俺の愛人だなんて気持ち悪くて吐きそう…」


「ジョングク…？」



ジョングクの顔を覗き込むと目が合ったけど直ぐに逸らされた
確実にふて腐れている模様



「頑張ってみない…？」


JK「そんな可愛い顔で見るなんて反則だし…」



恨めしそうな目で見ているジョングクにキス…



JK「今キスするなんてずるい！」


「やってくれるよね…？」



今度は考える人になったジョングク…
そして暫くして私を見た



JK「やるよ…
やればいいんでしょ！？」



完全に投げやりな言い方だ



「何だか不満そうだけど？」


JK「相手が男っていうのが気持ち悪いだけだよ
だって女らしさの欠片もないWWH なジニヒョンだよ？」


「じゃあジョングクが女性って設定にすれば？
ジョン子的な…？」



JK「へぇ…ジョン子ね〜
Aが相手じゃなければ確実に殴ってた」



睨まれた…



JK「いいや…
とにかく頑張るよ
でもジニヒョンにはAが頼んでよ？」


「了解で〜す」



あのジンの事だからノリノリで協力してくれるだろう



JK「じゃあ頑張る代わりにさ…」


「あ〜またご褒美が欲しいんだ？」


JK「うん…」



今度は何を欲しがるのかドキドキだ



「ご褒美は何がいい…？」



恐る恐る尋ねるとジョングクはふわっと微笑んだ

夫婦として　(JK)→←作戦会議　1　(JK)

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す