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優しい笑顔 (MN) ページ1

床入りが行われる部屋に現れたジョングク…



JK「お待たせしてしまいすみません…」


「待ってなどおらぬ
それにしても素直に来るとは意外だった」



我ながら可愛くない言い方


高鳴る胸を抑える事はもはや不可能…
だけどそれを悟られたくなかった




JK「決まりごとは守る主義だと言ったはずです」



こちらも可愛くない言い方…


布団から離れた場所に座ったジョングクは酒を手に取った



JK「早速始めませんか?
まずお酒を飲み交わすのでしたね?」


「そうだ…」


JK「それなら公主様もこちらに座って下さい」



促されジョングクの向かい側に座った
そして決まり通りそれぞれの横に置いてあった酒をお互いの盃に注いだ


ジョングクは躊躇う事なく酒を口にして…
それを見届けた私も酒を口にした



JK「少しだけ月でも眺めませんか?
今宵の月はとても美しいですから…」



ジョングクは立ち上がると窓を開けて…
私は迷う事なくジョングクの横に立ち腕を絡めた


驚いたように私を見たジョングク…
だけど直ぐに優しく微笑んでくれたんだ


初めて私に笑顔を向けてくれた…
その事が嬉しくて涙が溢れてしまった自分自身に驚くしかなかった



JK「公主様…
どうされたのですか?」



優しい声色に胸がトクンと跳ね…
こぼれ落ちた雫を優しく拭い去られた事で心が浄化されたかのようだった



「お前が月明かりのように優しく微笑むせいだ…」


JK「これからは公主様にたくさん笑顔を向けると約束します
俺たちは夫婦なのですから…」


「やっと本当の意味で夫婦になれるのだな…?」


JK「その時は間もなくです
でもその前に少しだけ月見をしましょう…」


「あぁ…そうだな…」



初めて2人で見上げた月は怖いほど白く美しく輝いていた
私は今宵の月を一生忘れぬであろう

ミイラ取りがミイラになる時 (JK)→



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にゃんこ(プロフ) - まさかの展開に驚きました!!ヒロインちゃんが女王になるとばかり思っていたのに。まさかのグクが!!それはそれで素敵だと思いました。また更に楽しみが出来ました。いつもありがとうございます☆ (2021年7月30日 6時) (レス) id: a21dcbeda6 (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - にゃんこさん» 雲の切れ間から月明かりが見えてきた感じの中、間もなく第三章突入です。まだ先は少し長いですがお付き合いいただけたら嬉しいです。 (2021年7月29日 18時) (レス) id: 2435145dc1 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - 更新を楽しみにまっていたので特別なご褒美をもらったぐらいに嬉しいです☆相も変わらず展開にドキドキしてしまいました。これからも楽しみにしています。 (2021年7月28日 23時) (レス) id: a21dcbeda6 (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - にゃんこさん» いつもありがとうございます!久しぶりの更新だったのでかなりドキドキでしたが少しほっとしました。続きもお楽しみいただけますように。 (2021年7月28日 14時) (レス) id: 2435145dc1 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - 今回のお話も最高でした。ついにクライマックスが迫ってるのかと思うとドキドキです。これからも楽しみにしています。 (2021年7月28日 0時) (レス) id: a21dcbeda6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ソル | 作成日時:2021年7月5日 21時

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