ヤダ？ ページ13
｢コホッ！コホッコホッ！ん”！｣
CM｢どした？｣
｢う、ううん｣
むせた私の背中を擦りながら、心配そうに私を見つめるその瞳は
何も濁ってはいない、いつもの優しいチャンミン……なのだけれど
直ぐそこにあるパンチの効いた建物に、私の胸はドキドキと忙しなく脈打ち
警戒にも似た気持ちで、目の前のチャンミンを見つめる
CM｢大丈夫？何か飲み物買おうか？｣
｢のっ！飲み物っ！？｣
ラブ○に入って飲み物飲もう。と、今の私の耳には聞こえてならない
CM｢うん。そこの自販機で｣
｢……っじ！自販機！｣
CM｢うん。ほらあそこの｣
見れば、直ぐ後ろに自販機が2台並んで置かれていた
｢あっ……あぁ……自販機でね……｣
CM｢待って。温かいお茶買ってくる｣
チャンミンはそう言うと、ポケットから財布を取りだして自販機へと歩いて行った
直ぐに私も後を追って、少し後ろから自販機でドリンクを買うチャンミンを見ていた
すると
『ん〜。アハハハハ！』
何やら話し声が聞こえて、その方へと顔を向けると
一組のカップルが楽しそうに腕を組んで通り過ぎていった
見た目、私達と歳は変わらなそうな若者カップル
それをぼんやりと何気に見ていると、次の瞬間
｢っ！？｣
まぁ、なんてことでしょう。
何も気にすることなく、まるでカラオケにでも入るかのようにラブ○に入って行くではありませんか。
｢……。｣
えっ？普通？常識？日常？
それはそれは普通に中に入っていったカップル
CM｢A？ほら、お茶｣
｢っ！？あ、ありがとう｣
CM｢ん？どうかした？｣
｢なっ！なんでもないっ！｣
CM｢そう？｣
チャンミンもコーヒーを買ってそれを手に取ると、こちらに体ごと向いた
CM｢飲まないの？｣
｢あっ！えっ……いただきます｣
自販機の前で喉を潤す私達
ゴックンと一口飲み込んだところで、チャンミンは口を開く
CM｢で、入っていい？ラブ○｣
｢ゴホッ！｣
今、そのワードは私をむせさせるらしい
CM｢あ……もしかして、ヤダ？｣
｢えっ！｣
チャンミンの”ヤダ？”の言い方が、なんとも私の胸をモヤモヤさせた
何というか……
悲しそうに……というか
寂しそうに……というか
何故か、私がチャンミンをいじめているかのような……
CM｢……Aがどうしても嫌だって言うんなら
無理に入らないよ。でも……
俺はAと二人きりになりたい｣
真っ直ぐに私を見つめてそう言ったチャンミン
頭から湯気が出るほどに自分の顔が真っ赤になるのが分かった
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裕(プロフ) - りんさん» ピンポン♪wここまでありがとうございました♪次章もよろしくお願いします！ (2019年12月25日 10時) (
レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - みぃなさん» 真実はなんなのだろう？？というところで次章へ続きます(*´ω`*)ありがとうございました♪ (2019年12月25日 10時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - キュヒョンのストライクは、ヒロインちゃん (2019年12月24日 18時) (レス) id: 1dd6c0734d (このIDを非表示/違反報告)
みぃな(プロフ) - 裕さん、しつこい女子は嫌われるぞ(-.-)誰、狙い？それでは？素敵なｸﾘｽﾏｽ.ｲﾌﾞになりますように！ (2019年12月24日 14時) (レス) id: 282608b978 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - りんさん» しーんぱいないさー♪w (2019年12月24日 11時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裕
| 作者ホームページ：http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/
作成日時：2019年5月3日 23時
