ストレス解消のオモチャ ページ4
CM「舞」
舞「あ、チャンミン」
CM「テストどーだった？」
舞「チャンミンに教えてもらったとこバッチリ！サンキュー」
CM「そっか(笑)良かったな」
ふん。
なんなんだ
『そっか、良かったな』
なんて言っちゃって
舞も勉強が出来る
私みたいなもんがこの学校に入れたのは
多分奇跡なのだと思う
CM「コイツ、数学何点か知ってる？」
チャンミンは私を指さし、面白おかしく舞に言った
CM「52点」
「っ！？」
CM「平均点ギリギリだよ。バイトばっかしてるから」
「(怒)っ！」
舞「点数言わないであげてよ〜。可哀想に」
「舞ぃ〜(泣)」
CM「可哀想？自分で努力しないで低い点数とったやつが？」
「！？キィーーー！！」
私だって勉強はしたしっ！
夜遅くまで勉強したっ！
なのにっ！
舞「Aだって頑張ってたよ？参考書買ったりしてさぁ〜」
CM「頑張ったらもっと良い点とれるだろ、普通。
舞と俺みたいに、Aは出来が良くないの」
舞「そんなぁ…いくらなんでも」
”出来が良くない”
そんなの、言われなくても分かってる
ずっとチャンミンと比べられて、それが悔しくて頑張って勉強したけれど
それでも追いつける筈なんてなくて
でも……私なりに頑張ってるのに
なのに……
CM「だから普通にやってたんじゃ…」
バンッ！！
「悪かったわね！出来が悪くてっ！アンタなんか大っ嫌い！」
舞「あっ！Aっ！」
とうとう頭に血が上って、机を叩いて教室を飛び出した
「知ってるわよっ！出来が悪いことくらい！
何でそれをいちいちアンタに言われなきゃならないのよっ！
人をバカにするのもいい加減にしろってのっ！」
ムカムカするままに廊下を歩き、階段を登った
ｶﾞﾁｬ……
屋上の扉を開くと、そこには数組のカップルの姿
それを横目に、屋上のフェンスに向かった
「はぁ〜…」
どうしてチャンミンは私にだけ冷たいのだろうか
嫌いなら、いくらうちのお母さんに頼まれたからって朝も待ってなくても良いし
一緒の高校にだって入らなきゃ良いのに
勉強だって私に教えなければ、私はこの高校を落ちて他の学校に行っていたのに
どうしてわざと私に突っかかってくんのよ
「ホント嫌い……大嫌い」
勉強ばかりのストレスを私をからかうことで発散しているとしか思えない
そんなの……私はどうなるのよ
アンタのストレス解消のオモチャじゃない！
フェンスに凭れながら、青い空をぼぅっと眺めていた
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裕(プロフ) - 美里さん» 読んでくれてありがとうございます。説明文のとこ？に『準備中です』と書いておいたのですが、見られなかったでしょうか？すみません。数話up出来ましたら全体に公開致します。今暫くお待ち下さい<(_ _)> (2018年12月27日 15時) (
レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
美里(プロフ) - いつも拝見しています。裕さんが更新するたび飛んできてます(^o^)次章にパスがついているのは私だけでしょうか？ (2018年12月27日 14時) (レス) id: 1c434293c2 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - yuritackeyさん» 甘々も気に入ってくれて嬉しいです(*´ω`*)また2章をお願いします<(_ _)> (2018年12月27日 13時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - ゆっこさん» ありがとうございます(*´∀`*)ノ嬉しいなぁ♪また2章をお願い致します<(_ _)> (2018年12月27日 13時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
yuritackey(プロフ) - 甘々チャンミン！好きです！w更新が本当に楽しみです！ (2018年12月27日 12時) (レス) id: 37ee1174d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裕
| 作者ホームページ：http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/
作成日時：2018年12月5日 1時
