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「オッパァ、バイト夜入らへんようにしたらやっぱり店長困りますよね?」



「……何で夜入れねぇんだ。」



「んーと、ぐーちゃんに送ってもらうの辞めようと思いまして。」



グッと眉間に皺の寄ったユンギオッパ。



「……あいつが辞めるって言ったのか?」



「いやいや、自分からですよ。てか、まだ言ってないんですけどね。彼女以外を送らせるとか、ぐーちゃんにも彼女にも悪いでしょ?」



「……彼女?…あいつ彼女いんのか?………んなバカな…。」



「私もぐーちゃんに聞いたわけじゃないんですけどね。…………あの日、2人で話してるとこ見まして…。聞こえた感じで、そうなんやなって。……多分私を送ってる事で揉めてるんかも、って思ったんです。」



「…そんな筈は、…………お前、それであの日泣いてたのか。」



あはは、と笑って誤魔化してるとまた、頭に手が乗せられた。


ゆっくりと撫でてくれるオッパに視界がじわりと揺れる。



「…あかんあかん!また涙出てきます…。もう、オッパはホンマに…、」



「ふっ、オッパって呼ばれんのも悪くねぇな。」



「最近は師匠っていうよりオッパって感じです。……あ、この曲!最近よく流れてますね!」



なんとか涙を引っ込めて、有線放送から流れてくる女の子の歌声に話をそらす。



「これね、好きなんですよー。なんか私みたいやなって。」



「……そうだろうな。」



「まぁ、この歌の女の子は大好きな幼なじみと結ばれるんですけどねー。」



「……そうなると思ってたんだよ。」



「ん?オッパはこの曲知ってますか?」



「………知ってる。」



「可愛い曲ですよねー。どんな人が作ったんやろ?歌ってる子かな?」



最近よく耳にする曲をオッパと聴きながら、正直、歌の中の女の子が羨ましくてしょうがなかった。



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ちゃこ(プロフ) - りるさん» ありがとうございます😀関西の方ですか!より楽しんで貰えてるのかなと嬉しいです😁 心の声ってこんな感じにうるさくないですか?(笑)お話待ち遠しく思ってもらえて光栄です✨続きもよろしくお願いします🙇 (2021年10月30日 12時) (レス) @page44 id: 0ebb2ec182 (このIDを非表示/違反報告)
りる(プロフ) - 私も関西人なので ぐーちゃんと主人公の会話が身近に思えてすごく感情移入してしまいます。それに出演(?)の心の声がものすごく面白くて吹き出したりしています。ストーリーも嬉しくなったりもどかしくなったりで、毎回 次話が待ち遠しくて仕方がないです。🥰 (2021年10月30日 9時) (レス) @page44 id: a036f71cec (このIDを非表示/違反報告)
ちゃこ(プロフ) - mmne08171さん» やっときました!期待に沿えるか分かりませんが、更新お待ちください😘 (2021年10月29日 7時) (レス) id: 0ebb2ec182 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃこ(プロフ) - ぽこさん» ありがとうございます😀大好きと言ってもらえて嬉しいです!ほんとうに空いた時間ずっと書いてる気がします(笑)方言良いですか!?良かったです🤭続きもよろしくお願いします🙇 (2021年10月29日 7時) (レス) id: 0ebb2ec182 (このIDを非表示/違反報告)
mmne08171(プロフ) - きゃー!いよいよ良い展開に…^ ^💜楽しみです♪ (2021年10月29日 6時) (レス) @page42 id: 71162c9e08 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おちゃこ | 作成日時:2021年10月18日 22時

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