好きにしいや 【JK】

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結局、急に戻ったら皆が混乱するやろってことになり、言葉は戻さへんことになった。


「けど、Aと２人のときはぐーちゃんに戻る。Aだけ、特別。」


「……。」


「だから、Aも２人の時だけでもいいから、前みたいにぐーちゃんって呼んで？もっと頼って？アカン？」


「……ええよ。」


そんなきゅるきゅるの目ぇで見んといて…。
私の大好きなぐーちゃんの姿を見せながら、特別、とか言われたら……。
アカンとか言えるわけ無いやん。てか、嬉しい…。


久しぶりに昔のぐーちゃんに会えたみたいで、胸がいっぱい。またあの頃みたいに仲良く出来るんかなと思うと嬉しくてたまらん。


やった！約束やで！と笑っているぐーちゃんに、心臓の辺りがキュンとなった。

…なんか、昔に戻れたかもって思ってたけど、これは知らん。こんなうるさい心臓、聞いたこと無い…。









お互いのわだかまりも解消されて、話疲れて２人とも寝てしまってたみたいで、目が覚めるとテーブルに突っ伏して眠るぐーちゃんがいた。

ベットで眠っていた私は、たぶんぐーちゃんが運んでくれたんやろう。



ふふっ…。かわいい寝顔。あの頃の天使のぐーちゃんみたい…。

でもやっぱりあの頃のままではなくて、頭のしたに敷かれた骨張った綺麗な手も、広い肩も、男の人のそれで。


それをみてやっぱりうるさい心臓も。昔のままじゃないんやと思いながら、寝顔を見つめた。

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