好きにしいや 【JK】

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今日もバイトに勤しむ。陳列棚の商品を整えながら、終わりの時間を待つ。
せめてユンギさん早よ来てくれへんかな…。



「はよーございまーす。」


「ユンギさん！遅いですよ！」


暇すぎて待ちわびた声に、理不尽な文句をつける。


「バカ言うな。俺はいつも通りだよ。」


「暇すぎて死にそうやったんですよー。」


クツクツと笑い相手をしてくれるユンギさん。
やっぱ優しいひとやで…。



なん組かのお客さんが入ってきては帰っていき、そしてまたピロリロリーンとマヌケな音がなる。


いらっしゃいませーと、顔を上げずにレジカウンターの中で作業をしていると暫くして目の前に影か落ちた。

会計かと顔をあげると


「…あ。」


水とカフェラテをカウンターに置いたジョングクと目が合った。


「…あんな風に帰んなよ…。」


カフェでさっさと帰ったことを言っているのか、なんか不機嫌そうや。



「べつに。もともと雨宿りさせて貰おと思て入っただけやから。」


ピッと商品バーコードを読み取りながら返事する。


「……俺、外にいるから。」


会計を済ませジョングクは出ていった。




はぁ、と何のため息か分からないものを吐けば、



「なに？彼氏とケンカでもした？」


とユンギさんに、笑われた。

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