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「……中にいるんだよな…。」
玄関ドアの前に立ち、鍵を持つ手が少し震える。
自分の家なのに鍵を開けるのがこんなに緊張するなんて。
大きく一度深呼吸して開けた鍵は、カチャリと控えめな音をたてた。
「……ただいま。」
ひとりで暮らし始めてから口にすることの無かったそれは、玄関で小さく響く。
ちょこんと並べられた靴に、その存在を感じてまた少し緊張する。
自分の靴を隣に並べ、部屋の奥へと進む。
楽曲作業のため防音のしっかりとした、ひとりで住むには広いこの部屋。
好きに使って良いとはいったけれど、Aはどこにいるだろうか。
寝室で眠ってる？
いや、多分………。
開けたリビングのドアの向こう。
ソファーに乗っかる頭。
ゆっくり近づいて覗き込む。
「ふっ、だろうと思った…。」
昨日見た格好そのままに、小さく丸まってソファーに横たわるA。
「まぁ、いきなり連れてこられた人の部屋で好き勝手するやつじゃねぇか(笑)」
まだAのことはほとんど知らないけれど、予想通りの行動になんだか嬉しくなって、寝息をたてるAをしばらく眺めていた。
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おちゃこ(プロフ) - よしさん» よしさん！読んでもらってありがとうございましたー！ (2022年2月17日 22時) (
レス) id: 0ebb2ec182 (このIDを非表示/違反報告)
よし(プロフ) - やっと読めました〜なんだか好きにしいやも読み返したくなりました。このシリーズ好きなんでスピンオフ嬉しかったです! (2022年2月16日 22時) (レス) @page50 id: 6715417556 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃこ(プロフ) - りるさん！前にもコメント頂いたことありますよね？違ってたらごめんなさい💦終わりかたがグタグダしてしまってちょっと申し訳ない気持ちです😅このシリーズ結構気に入っているのですが、なかなか話が思い付かなくて…。 (2022年1月19日 14時) (レス) id: 0ebb2ec182 (このIDを非表示/違反報告)
りる(プロフ) - もう終わっちゃいました(*´^`)もう少し見たかったです、ジョングクとゆりちゃんの絡みも楽しいですし終わってしまうの残念です (2022年1月19日 6時) (レス) @page50 id: a036f71cec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おちゃこ
| 作成日時：2021年11月23日 19時
