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「ユンギさん?こんなところに座り込んでどうしたんですか?」


隣まで来た彼女は不思議そうに、項垂れた俺を覗き込んでくる。



………人の気も知らねぇで。



「……はぁ。」



「え?ため息?………あ!もしかして私を待っててくれた、とか?なーんて、じょうだ、」



「……そうだよ。」



「……へ?」



「マジで心配した……。」



「ご、ごめんなさい…。仕事終わらなくて…、」



「……許さねぇ。」



「……え、…ごめん、なさい…、わ、私、」



「……スマホ貸して。」



「……は、はいっ!!……………どうぞ。」



「ん。」



渡されたスマホをスワイプするとすぐに開く画面。



「ロックかけろよ。不用心だな…。」



「………すみません。あの、なにを………、」



数字を打ち込んで通話ボタンを押せば、反対の手にある俺のスマホが震えだす。



「これ、俺の番号な。登録しといて。」



「………いいんですか?」



「メッセも後で交換すっからな。……あー、さみぃ。中入るぞ。」



「っ!はいっ!……えへへ、」




返したスマホを両手で握りしめてついてくる彼女を横目でちらりと見れば、はにかんだその顔にまた安堵の息を吐いた。



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おちゃこ(プロフ) - よしさん» よしさん!読んでもらってありがとうございましたー! (2022年2月17日 22時) (レス) id: 0ebb2ec182 (このIDを非表示/違反報告)
よし(プロフ) - やっと読めました〜なんだか好きにしいやも読み返したくなりました。このシリーズ好きなんでスピンオフ嬉しかったです! (2022年2月16日 22時) (レス) @page50 id: 6715417556 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃこ(プロフ) - りるさん!前にもコメント頂いたことありますよね?違ってたらごめんなさい💦終わりかたがグタグダしてしまってちょっと申し訳ない気持ちです😅このシリーズ結構気に入っているのですが、なかなか話が思い付かなくて…。 (2022年1月19日 14時) (レス) id: 0ebb2ec182 (このIDを非表示/違反報告)
りる(プロフ) - もう終わっちゃいました(*´^`)もう少し見たかったです、ジョングクとゆりちゃんの絡みも楽しいですし終わってしまうの残念です (2022年1月19日 6時) (レス) @page50 id: a036f71cec (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おちゃこ | 作成日時:2021年11月23日 19時

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