68話 ページ23
玄関に辿り着くと、やっぱりいた金髪イケメン。
私の彼氏。
「安室さん、迎えに来てくれたんですか!?」
「はい、先程ポアロのバイトが終わりましたので」
ありがたやーありがたやー!
「それでは沖矢さん、さようなら!」
また、じゃなくてさようならを使ったのは、「もう会わないといいね」っていう意味。
伝わってるかなぁ??
工藤邸の前に停めてある白いRX-7の助手席に乗り込む。
降谷さんのエスコートは最初ほど緊張したけど、今はもうすっかり慣れた。
そしてお決まりの……
横顔を拝むッ!!
いつ見ても素敵だわ……
でも素敵すぎて、本当に私のことが好きで付き合ってくれてるのか……
それとも、遊びまたはハニートラップで付き合っているのか。
……どうか前者であって欲しいな。
「……もう二度と沖矢さんには近づかないでくれ」
珍しく悲痛そうな顔で言う降谷さんに少し驚く。
そこまで?
「どうしてですか?」
「アイツは……ダメなんだ」
「ダメ?……もしかして嫉妬とかですか!?」
なんて勢いで聞いてしまったけど、これはちょっとした賭けでもある。
もし本当に私のことが好きなら、少しは嫉妬してくれているんじゃないか。
違うと言われたら、もう諦めよう。
何せ私は元々、この世界の住民では無いのだから。
と、私にしては珍しくシリアスな雰囲気になっていたら、やっぱり降谷さんは降谷さんで。
「っあぁ!何で分かるんだ……!」
「………え?ほんとに?あの降谷さんが??」
「……悪いか?」
必死になって言う降谷さんに、少し笑ってしまった。
なんていうか、そんな訳無いって言われると思ってたし…
「何を笑っているんだ」
「ふふっ……嬉しいなぁと思って」
元々は異世界のキャラクターだったけど……
やっぱり、好きだなぁ。
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華美 - ミントさん» 嬉しいコメントありがとうございます!次も降谷さんとのラブラブ書いていきます! (2019年5月6日 18時) (レス) id: 06514a18af (このIDを非表示/違反報告)
ミント(プロフ) - とっても面白いです!次も楽しみにしてます! (2019年5月6日 18時) (レス) id: 6f58fc9af6 (このIDを非表示/違反報告)
華美 - カナリアさん» ありがとうございます!これからも更新頑張ります! (2019年4月28日 7時) (レス) id: 06514a18af (このIDを非表示/違反報告)
カナリア(プロフ) - とっても面白いですね!更新頑張ってください! (2019年4月27日 19時) (レス) id: 0cf1c80018 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:華美 | 作成日時:2019年4月20日 11時