59.安堵 ページ10
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「え、あ…」
そこには、キヨさんからのDMが届いていた。
あれ、Twitterアカウント知られてたんだっけ？
キヨAちゃん、キヨです。
.無事家に帰れましたか?
.これを読んだら、連絡ください。
わたしがシャワーを浴びている間に届いたようで、電話番号とLINEのアカウントが書いてあった。
迷ったけど…とにかく誰かと話したくて、夜中にも関わらず電話をかけてしまった。
プルルル…
キ「はい」
一度コールしただけで出たので、ビックリした。
「わ、あの…えと、Aです」
キ「…Aちゃん？！あ、DM気づいてくれたんだ、てか、戻ってこれたんだね！」
「はい…キヨさんも。ひとまず、よかった…あの、、夢じゃ、なかったんだよね…？」
キ「ジェイソンの世界しょ？夢じゃない、よ。だってオレ、昨日の夜初めてゲームでAちゃんに会ったのに…顔も知ってるし、…なんなら何度も抱きしめたよ？」
「あ…」
確かにそうなんだけど、言葉にされると途端に恥ずかしくなった。顔に熱が集まる。
キ「それに、オレAちゃんのTシャツ着てたし」
「あ、わたしも…キヨさんのTシャツ、着てた」
キ「帰ったらめっちゃ喉乾いてなかった？」
「乾いてた！お腹もめちゃくちゃ空いてて…手当り次第食べた。…でも、そんなに時間経ってなかったよね…？」
キ「そう！あっちでは、少なくとも丸一日経ってたはずなのに。どういうことなんだろうな」
「でも、向こうでは空腹も喉の乾きも感じてなかったよね。もしあのまま、何日もあっちの世界にいたら、もしかして…」
キ「…だな。現実の身体は衰弱死してたかも知れないよな。…あ、ちょっと待っててね」
「はい」
キヨさんが電話を離れた間に、グラスにコーヒーを入れた。カラン、という氷の音と共に喉を潤す。
…スマホとコーヒー、こんな当たり前の現実にも贅沢を感じて、無事帰れた喜びを噛み締めた。
キ「Aちゃん！うっしーたちと連絡取れたわ。みんな無事、帰ってきたみたい」
「わ、ほんとに？よかった、よかった…」
全員、元の世界に戻れたんだ。そう思うと自然に安堵の涙が溢れる。本当によかった…
キ「それで、よければ昨日のディスコードに繋げるかな？みんないるから」
「あ、はい！ちょっと待ってね」
ディスコードを立ち上げると、昨日のサーバーに繋ぐ。
…13日の金曜日、という名前だから入るのに少しだけ躊躇した。
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いりや(プロフ) - ゆのまるさん» 有り難すぎる言葉、嬉しいです…初めて完結しました。ゆのまるさんに楽しんで頂けて幸せです！ポンコツ調査員、うまく書けるかわかりませんが…精一杯頑張ってみます！！ゆのまるさんの新作も牛活躍を期待しながら楽しみにしております！（牛活躍？） (2021年10月9日 8時) (
レス) id: dfbc56e474 (このIDを非表示/違反報告)
ゆのまる(プロフ) - 完結おめでとうございます！そして、ありがとうございます！私も13金すきでしてハラハラしたり笑ってしまったりと最初から最後まで本当に楽しく拝読させて頂きました！高評価、押し足りないくらい好きです！！新作の幽霊調査も更新楽しみにしております！！🥰 (2021年10月8日 23時) (レス) @page22 id: 587b75f302 (このIDを非表示/違反報告)
いりや(プロフ) - 生茶さん» コメントありがとうございます！楽しんで貰えているなら嬉しいです^ - ^頑張りまっす！ (2021年8月9日 13時) (レス) id: dfbc56e474 (このIDを非表示/違反報告)
生茶(プロフ) - いつも楽しく見てます！更新、頑張ってください！ (2021年8月9日 2時) (レス) id: 6cf296eb87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いりや | 作成日時：2021年8月6日 15時
