その後の2人《牛編》�� ページ26
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牛「お、どうも」
牛沢さんに指定された個室居酒屋に着くと、案内された部屋には既に牛沢さんがいた。
A「こんばんは、お待たせしちゃいました」
牛「いやいや、さっき着いたとこ」
A「なんか…いいですね、この店。雰囲気が」
牛「あ、好き？いいよね、俺もこういう感じの店、好きなんだ」
竹と和紙でお洒落に作られた仕切りと、少し暗めの和風の照明が落ち着くこの居酒屋は、牛沢さんによく似合っている気がした。
牛「何食べる？海鮮串焼きセットでいいかな？…あ、髪とか服に匂い付いちゃうか、しまったな」
A「全然いいですよ、洗えば済むんで。ガンガン焼きましょう！わたし、自分で焼くの大好きです！」
牛「くく、ヤキ入れるの大好きか。じゃあ、お願いしようかな。…ていうかさ、敬語。やめない？」
A「あっ…すみませ…じゃない、すまん！…ん？？」
牛「っははは！スマン、て！100か0か、なの？」
A「ま、間違えたああ！もう…恥ずかしぬ…」
牛「いや、いいと思うよ、うん。変わらないで欲しい」
A「…変われるもんなら、とっくに変わってますから…」
牛「くく、また敬語になってるよ？」
その時、スッと襖が開いて店員さんがカゴに載った海鮮と飲み物を持ってきた。
『お待たせしました、こちらお飲み物と海鮮セットです。炭火の方熱くなっておりますのでお気をつけください』
店員さんがいなくなると、
牛「じゃあ…この奇妙な出会いに改めて乾杯しようか」
A「ほんと、奇妙な…不思議な出会いに」
「「乾杯」」
奇妙だけど、わたしには嬉しい出会いだったな…神様がいるなら、ホントに感謝したい。あんな怖い想いは、二度としたくないけど…
牛「この帆立デカいな！」
A「あっ、海老！海老焼きましょう…焼こうぞ！」
牛「ぶふっ！」
牛沢さんが、飲んでたお酒を軽く吹き出した。慌てておしぼりでテーブルを拭いている。
牛「いや、敬語か王様口調かのニ択なの？？それともなに、笑わせに来てる？」
A「ち、違います〜…違うよ！可笑しいな、ちょっと落ち着こう…」
牛沢さんはこの上なく楽しそうに笑いながら、お酒を飲んでいる。
A「あ、海老もういいかも。帆立も。はい、牛沢さん、…あ、佐々木さんの分です」
牛「ふふっ、敬語使ったらペナルティにしようか？」
A「ええっ！それは酷いで…あろう」
牛「ぶっ！わかった、わかったからもうやめて王様？」
A「ちが、違うんで…違うんだ、わざとじゃないの！」
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いりや(プロフ) - ゆのまるさん» 有り難すぎる言葉、嬉しいです…初めて完結しました。ゆのまるさんに楽しんで頂けて幸せです！ポンコツ調査員、うまく書けるかわかりませんが…精一杯頑張ってみます！！ゆのまるさんの新作も牛活躍を期待しながら楽しみにしております！（牛活躍？） (2021年10月9日 8時) (
レス) id: dfbc56e474 (このIDを非表示/違反報告)
ゆのまる(プロフ) - 完結おめでとうございます！そして、ありがとうございます！私も13金すきでしてハラハラしたり笑ってしまったりと最初から最後まで本当に楽しく拝読させて頂きました！高評価、押し足りないくらい好きです！！新作の幽霊調査も更新楽しみにしております！！🥰 (2021年10月8日 23時) (レス) @page22 id: 587b75f302 (このIDを非表示/違反報告)
いりや(プロフ) - 生茶さん» コメントありがとうございます！楽しんで貰えているなら嬉しいです^ - ^頑張りまっす！ (2021年8月9日 13時) (レス) id: dfbc56e474 (このIDを非表示/違反報告)
生茶(プロフ) - いつも楽しく見てます！更新、頑張ってください！ (2021年8月9日 2時) (レス) id: 6cf296eb87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いりや | 作成日時：2021年8月6日 15時
