62.親友との再会 ページ13
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亜未のお母さんに言われた病院に駆けつけると、「Aちゃん…？」と声をかけられた。
「あ、はい！お久しぶりです」
「綺麗になったわねえ。あ、亜未、さっき意識を取り戻したの。会ってあげて？」
「…っ、はい！！」
涙がこみ上げそうになるのを堪えて、病室に向かった。
個室のベッドに点滴に繋がれて横たわる亜未を見ると、あらぬ姿で倒れていた亜未の姿がフラッシュバックして眩暈がした。
「っ亜未、、」
枕元に屈みこみ、声をかけると亜未はゆっくり目を開いてこちらを見た。
「…A。無事、だった、んだ」
「え、あ…」
その言葉で、亜未の記憶がしっかりと残っていると理解した。後ろで見守っているお母さんの顔をチラと見ると、亜未が察したように口を開いた。
亜未「ママ。アパートに行って、あたしのスマホとか着替えとか取ってきてくれない？」
「あ、ああ、そうね！必要よね。じゃあ、お母さん行ってくるわ。…Aちゃんはまだいる？」
A「はい、亜未のそばにいるから大丈夫です。何か亜未が伝えることがあれば、わたしのスマホからお母さんに連絡しますね」
それを聞いて安心したような顔で、お母さんは病室を出て行った。
改めて、傍らの椅子に座り亜未と目を合わせる。
A「…亜未、自分に何が起こったか、理解してる？」
いや、この聞き方は正しくはないかも。わたしもわたしの身に何が起きたのか、全く理解できていない。
亜未「うーん、13日の金曜日のゲームしてて、ジェイソンを倒した所までは現実だよね？…その後、気づいたら山小屋の中で寝てた」
A「うん、わたしも同じだったよ」
亜未「やっぱりか…あのさ、家でゲームしてる時あたし、風呂上がりでブラとパンツだけだったんだよね。そんでその格好のまま、山小屋にいて…出るに出られなかった」
A「ああ…そっか。うん、わたしも同じ、Tシャツ一枚で下履いてなかったよ…」
亜未「そしたらさ、そこに…リチャード、が来たんだ…あの、ゲームで知り合ったカナダ人の。Aが繋いでくれた、リチャード」
A「…あ、うん。わかるよ」
亜未「画像は交換してたから、お互い顔は判った。下着姿だったけど…知り合いに会えた安心感の方が勝って、なんとか会話してたの」
A「…うん。それも解る。独りじゃ怖すぎた」
亜未「話してるうちにさ。リチャードの表情がなんか、強張ってって。…ちょっと、ヤバいかなって思い始めた時に、抱き寄せられて……突き放そうと、した、途端、、」
A「亜未、いいよもう」
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いりや(プロフ) - ゆのまるさん» 有り難すぎる言葉、嬉しいです…初めて完結しました。ゆのまるさんに楽しんで頂けて幸せです！ポンコツ調査員、うまく書けるかわかりませんが…精一杯頑張ってみます！！ゆのまるさんの新作も牛活躍を期待しながら楽しみにしております！（牛活躍？） (2021年10月9日 8時) (
レス) id: dfbc56e474 (このIDを非表示/違反報告)
ゆのまる(プロフ) - 完結おめでとうございます！そして、ありがとうございます！私も13金すきでしてハラハラしたり笑ってしまったりと最初から最後まで本当に楽しく拝読させて頂きました！高評価、押し足りないくらい好きです！！新作の幽霊調査も更新楽しみにしております！！🥰 (2021年10月8日 23時) (レス) @page22 id: 587b75f302 (このIDを非表示/違反報告)
いりや(プロフ) - 生茶さん» コメントありがとうございます！楽しんで貰えているなら嬉しいです^ - ^頑張りまっす！ (2021年8月9日 13時) (レス) id: dfbc56e474 (このIDを非表示/違反報告)
生茶(プロフ) - いつも楽しく見てます！更新、頑張ってください！ (2021年8月9日 2時) (レス) id: 6cf296eb87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いりや | 作成日時：2021年8月6日 15時
