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ウォヌ「カトク交換しよ」
「もう先生来るよ」
ウォヌ「ん、まだ大丈夫」
カトクを開いて画面を向けてきたから私も開いて[ウォヌ]を追加した。
「猫好きなの？」
猫のアイコン。かわいいな。
私は犬のアイコンだけどね。
ウォヌ「うん。Aは犬好きなの？」
「あー、うん、犬は飼ってないんだけど犬みたいなのがいるんだよね」
ウォヌ「へぇ」
「ちょっとしつこいけど結構かわいいよ」
ウォヌ「今度見てみたい」
まあ、弟に似てるから犬なのとは言えず。
「うん、いつでも」
今高1で入ってきたからいずれ会うかな〜
あの巨大なわんこ！
私を追ってこの高校入ってくるなんてかわいい弟だよね。
ウォヌ「お手」
「…はい？」
ウォヌ「犬だから？」
渋々お手をすると満足そうにして前を向いたウォヌ。
意味がわからないまま
つんつん、
今度はなんだと振り向くと
ジュン「おはよう〜Aちゃんは部活入ってるの？」
「おはようジュンくん。私は帰宅部だよ」
そうなんだね、と言うジュンくんの目の下にクマがある。
「昨日眠れなかったの？」
ジュン「え！なんでわかったの？」
「クマあるから。クラス新しくなっちゃったから不安かもしれないけど大丈夫だよ！なんでも頼ってね」
そう言うと嬉しそうに「うん！！」と目をキラキラさせた。
ジュン「でもね、寝れなかったのはなんか昨日Aちゃんにドキドキして…」
先生「はーいみんなおはよー」
「え？ごめんジュンくんあとでね」
ゴニョゴニョ言うジュンくんの言葉はガラッとドアを開けて入ってきた先生と声にかき消されて聞こえなかった。
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作者名：tea | 作成日時：2021年11月25日 14時
