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「俺も充分すぎるくらい、
立派な女房もらいました」









って頭下げあった。









「ふふ、私幸せだな〜本当に。」









「俺も……」









「結婚してよかったよ、ミツ。」









「急にどうした?」









「思っただけよ、
さあご飯の用意するかなあ〜」









ってキッチンに向かった彼女。
後ろ姿を見つめてると









不意にカレンダーが目に止まった。









もうすぐ結婚記念日か……
結婚して初めの頃はろくに何もしてなくて
し始めたのはここ3年くらいのこと。









今年はなにすっかなあ〜









しばらくすると生姜焼きのいい匂いが
漂ってきた。









「ミツが帰ってくるから生姜焼きにしたの〜」









って。よく分かってるよ、俺の好み。









「やったー!!」









「しっ!!起きちゃうから大きな声ダメ!!」









って怒られちゃったよ。









カウンターキッチンの
カウンターに並ぶ生姜焼きとお味噌汁。
あとポテトサラダ。









「まじうまそ〜」









「焼いただけだよ、笑」









て、照れくさそうに鼻かいてる姿も
なんか可愛くて








ちゅ








「もう、なによ、」









って耳まで赤くする彼女。
昔から何も変わってない。









腰に手を回して抱きしめると
すっぽり収まった彼女。







最近知ったんだけどみづきって
耳が弱い。
耳まで唇近づけて









「……愛してる。いつもありがとう」









「ん……」









コクンって頷いて目ギュッてして
身体縮こめる彼女が可愛くて
また唇重ねた。









「んっ……」









キスだけで気持ちいい。
だんだん止めらんなくなってきて








「ん、はぁ……んっ、ミツっ」









「なに?……んっ」









「はぁ……ぁ……ご飯は?」









「後ででいいよ」









エプロンのリボンほどいて









「んっ……はぁ……はぁ」









必死に答えて目を潤ませる
変なスイッチ入っちゃって
唇離して









「もう……いい?」









って言うと









「ん……」









また唇塞いだ。
好きだよ









おぎゃぁぁあぁああ









タイミング……
目合わせて笑いあった。









「お預けか……」







「ふふ」









って乱れた服直して
惟斗の元に行ってしまった。









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作者名:みつこ | 作成日時:2018年5月19日 0時

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