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「え、私なんか変なこと言った？」
「A…その韓国語の意味、知ってますか」
「ううん。友達が、言った相手に聞いてみろって」
ヨンフンが頬を染めながらきけば、Aは首を傾げたまま答える。
するとヒチョンがぐわっと肩を掴んできた。
「A！ダメだよ！絶対その韓国語、ヒトに言ったらダメです！」
「うわ、びっくりした、なんでそんな必死なのヒチョン」
「いいですか？！ダメだよ！！！」
「わかったってば。もう、私一体何て言ったの？」
ヒチョンの肩を叩き落ち着かせる。
失礼な事でも言ったのだろうか、3人ともすごく過敏に反応していた。
Aの疑問に、机につっぷしたまま少し顔を上げたユンドンがぽつりと答える。
「A、その韓国語、「お兄ちゃん、キスして」って意味です」
少し恥ずかしそうに言うユンドンに、驚くのはAの番だった。
「何それ、私そんな事言ってたの！！」
「そうですよー！ああもうほんとに、ドキドキしたんです！！」
ヨンフンは自分の赤くなった頬を冷まそうとしているのかむにむにと頬を触り続ける。
しかし成人男性がキスしてと言われたくらいでこんなにも照れるものなのだろうか。
「3人ともすっごい反応するから何か悪い事でも言ったのかと思った」
「A、このリアクションは当然です。Aはモノスゴイ韓国語を言ったんです」
「そんな大袈裟な」
「大袈裟じゃないです！韓国の男は、女の子からオッパと呼ばれるのかすごくすごく嬉しいんです！」
ユンドンが力説してくるが、なかなかAには伝わらない。
「ふぅん、そんないいもんなんだ」
「A、これからは僕をオッパと呼んでいいんですよ」
ヨンフンがAに迫り、彼女の手を握る。
キラキラと期待に満ちた瞳で見つめられれば、Aはにやりと笑った。
「……言ーわない！」
「ええ！なんでですかぁ！」
「だってヨンフンはヨンフンだもん。ヒチョンもユンドンも。だから言わなーい」
「そんなぁ…！」
オッパと呼ばれたい。
誰でもいいわけではなく、Aに呼ばれたい。
しかしそんな思いは虚しくも届かない。
今はこの可愛らしい笑顔がただ憎かった。
「あ、そのケーキ一口ほしいな、おっぱ？」
「…っ！ずるいです、甘える時だけ！」
「そんな事言わないでよ、おっぱぁ〜」
「ああ！！くそう、かわいい！！！！」
この出来事を境に、甘える時だけ3人をおっぱと呼ぶAが目撃されるようになったとか。
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uka - いやああめっちゃ面白くて、一気読みしちゃいました笑 ソルくん推しなのでソルくんとの絡み見たいです！ (2020年4月30日 23時) (
レス) id: 701fc5b087 (このIDを非表示/違反報告)
くま(プロフ) - 安藤くん出てくるたびに私も心臓がドキドキします(´；ω；`)笑 星ボタン何回も押せたらいいのに、、、、本当に最高です！！ (2020年4月18日 19時) (レス) id: 80c7c0ae45 (このIDを非表示/違反報告)
chia(プロフ) - rikoさん» わー！私もよなとも推しですー！同じ推しの方から感想もらえて嬉しすぎます(TT)設定モリモリの御都合主義なお話ですが楽しんで貰えてほっとしております…！これからも更新頑張りますね！ (2020年4月16日 13時) (レス) id: 4602b620e0 (このIDを非表示/違反報告)
chia(プロフ) - るうさん» ありがとうございます…！他の作品と比べて糖度は低いかと思いますが、それでも読んで頂けて嬉しいです、これからもよろしくお願いします！ (2020年4月16日 13時) (レス) id: 4602b620e0 (このIDを非表示/違反報告)
chia(プロフ) - くまさん» 惚れて頂けて嬉しいです……！なんだか自分でも知らないうちに安藤くんよりのお話になってきてしまっているので、これからも彼のことを素敵に書けるように頑張ります！ (2020年4月16日 12時) (レス) id: 4602b620e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：chia | 作成日時：2020年1月21日 22時
