怪盗ラストVS我々だ!Ⅵ【d!】 (ページ48)

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「あ、あぁ…んじゃあ、いつもので」

「かしこまりました。Aちゃん、手伝って」

「は、はい!」

先輩のおかげであの客から解放された。

ありがとうございます…。

「…はぁ…まったく、困ったわね」

厨房に着いて先輩が一言。

「Aちゃん、断ってもだめな客は相手にしないことが一番!逃げちゃいなさい」

…いいのか？逃げて。

まぁ…相手がしつこいのが悪いからな。

よし、逃げよう。

「それじゃあ、あの客は私に任せてAちゃんは今日の団体様をおもてなししてちょうだい」

「わかりました」

俺は先輩の指示通りに入り口で団体を待つ。

しばらくして、店の扉が開いた。

「お帰りなさいませ、ご主人さ…」

言いかけたのには、わけがあった。

「おぉー、ほんまにそれ言ってるんやな!」

「でもちょっと期待外れめう…。ミニスカートやないやん」

「それな。なんで男でも着れそうなもん身に着けとんの」

入ってきた客が、我々警察だったから。

店に入ってキョロキョロと辺りを見回す彼らにすかさず

「お帰りください、ご主人様」

営業スマイルで言ってやった。

「むっ、せっかく来たんや。もてなせ」

グルッペンが不機嫌そうに頬を膨らませる。

ってか何で来たの。何しに来たの。今すぐ帰って。

「俺らは今日の団体様や。仕事をやれ、A」

「ぐぬぬ…」

ド正論で何も言えない。

くっそ、団体様って珍しいから誰だろうとは思ったが…まさかこいつらだったとは…。

「…こちらへどうぞ」

仕方なく、仕方なーく彼らを席に案内する。

ソファに座らせ、俺は立ったまま注文を聞いた。

「…ご注文はお決まりでしょうか」

すると、

全員「じゃあ、A/さん/ちゃんで」

そんな答えが返ってきた。

「」

俺は無言で動物の首を切るのに使った刃物を取り出す。

「ご主人様、永遠に寝てみますか？」

全員「結構です!!」

ある日のバイトのお話。

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軍パロやってみたいなって思ってます。←掛け持ちしてるのに

近いうち作っちゃいそうです。誰か助けて。