キャラじゃない！ ページ6
「怪我ない？捻挫とかしてないよね？」
さぶろーくんがしゃがんで足首を確認したり手首を確認したり、なんだこれは、さぶろーくんそんな過保護タイプじゃないでしょ、さては見せつけてんな？ちょっとあんまし刺激したくないんだけど…！
「だ、大丈夫だから！ちょ、ほんと！」
「何言ってんの…万が一の事があったら大変、俺おかしくなっちゃうよ、」
キャラでしょ？それはキャラなんでしょ？いや心配してくれてるのは分かってるんだけどさぶろーくん元々そんなキャラじゃないでしょ？さっきまで私の事好きだったよとか言ったとは思えないふざけっぷりなんだけど？！あっ今ちょっとニヤってした！ほんとさぶろーくん成長したね？！
「あのさ、さぶろーくん、」
「なぁ、福田。」
「……さ、櫻井くーん……いやー……どうも…」
「どうもじゃねーよ、」
「ﾋｪすいません！！」
「落ち着いて、別に怖がらせるつもりは、」
「止めてあげて下さいよ、Aちゃん困っちゃってるじゃないですか。」
「…あなたは誰ですか。」
「あれ、電話で話したでしょう？あ、違う人？Aちゃんの知り合いでーす！」
にぱーっとさぶろーくんが櫻井くんに笑顔を向けた。
そこに、二宮くんが割って入る。
「A説明。」
「えっ、」
「ほんとに知り合い？ナンパとか行きあたりの男じゃないよね。」
「なぁ、福田。ごめん、俺のせいで。知り合いとの時間邪魔して悪いんだけど、戻ってきてくんねーか。お前に謝らなきゃいけないことが…」
「知り合いですよ〜ほんとーに。あ、あなたがサクライさんか。えーっと？それでこっちは…誰？Aちゃん。」
「二宮くんデス…」
「おい、許可なく名前教えんなよ。それと櫻井さん邪魔して悪いんだけどとかまだ知り合いとかも確定してないんだから言わなくていいです。」
「そっか〜あなたが二宮さんか！お話は聞いてましたよ〜小学校の時から！」
ウワーーー！何言ってんの！言わなくていいよそれは！！！
「いや、あの、ほんとに！宴会には戻るんで！さぶろーくんもほんとに知り合いなんで！知り合いって言うかいt…んぐっ！」
にこにこしながらさぶろーくんが私の口抑えてきた。何まだこの状況楽しむおつもりなんですか？？どんな遊びよこれ？！二宮くんなんて訳わかんないけど視線で刺してるよさぶろーくんのこと！やめたがいいってほんと！
「立ち話もなんなんで、そこの喫茶店入りません？」
さぶろーくんがにこにこした顔のまま、そう言った。
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あま - いつも楽しく拝見させて頂いてます!!! これからも応援してます!!! 頑張ってください!!!!! 待ってます!!!!! (2020年3月18日 1時) (
レス) id: 5287825b4c (このIDを非表示/違反報告)
さおりんご(プロフ) - とても面白く、いつも胸キュンしながら読ませていただいています。陰ながら応援させて頂いてますので更新頑張ってください！ (2020年3月17日 3時) (レス) id: 27caed879b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藤乃 | 作成日時：2020年2月1日 0時
