安全確認 ページ9
フロントで事情を話してスペアキーで玉森くんの部屋に入る。
服も何もかもおしゃれで、ちゃんとたたまれて並んでた。
崩さないように玉森くんの荷物を寝てる部屋に運ぶと、部屋は暗くてもう寝ちゃったみたいだった。
(小さな声で)
A「・・・玉森くん、早く良くなってね。」
お布団を直して去ろうとしたとき、
玉森「・・・Aちゃん。
明日、撮影の現場打ち合わせ早まったって。
マネージャーは朝4時半にゴンドラ上のテラスに来てほしいって、スタッフから電話あった。」
A「そうなの?でも電話!誤解されちゃうじゃん!(汗)」
玉森「だいじょぶ。
"この部屋お化けの気配がするからこわいって"マネージャーと部屋交換してあげたって言っといた。」
A「お化けの気配(笑)それ信じたかなあ?
まあいいや、ありがとう。
玉森くんは無理しないで。
ゆっくり眠ってね。」
玉森「・・・ん。おやすみ。
Aちゃん。絶対朝、忘れないでね。」
玉森くんの部屋を出て、念のため宮田さんの部屋をノックした。
宮田「あー、マネージャー。こんな時間にどうしたの?」
A「遅くにごめんなさい。安全確認です。おやすみなさい。」
宮田「え?安全確認?(笑)
俺安全だけど?(笑)」
宮田さんの無事を確認して、私も部屋に戻った。
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作者名:たまさくら | 作成日時:2019年9月1日 17時