不良少女は道化師 (ページ23)

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黒幕からの感謝ページ23

太宰「やあ、皆さん。私の名は太宰．太宰治だ」

敦「太宰さん、ここで名台詞使ってどうするんですかｯ！...あ、自己紹介が遅れましたね。僕の名前は敦、中島敦です！」

国木田「敦もここで名台詞を使ってどうする。俺の名は国木田独歩だ」

太宰「国木田君の挨拶硬ぁい」

国木田「台本に書いてある通りに読んだだけだ」

敦「あれ？僕、名台詞使いましたっけ？」

国木田「文豪ストレイドッグス、第１話、人生万事塞翁が虎の敦の台詞だ」

太宰「正確に云うと台詞が似てたねえ。『僕の名前は敦_____故あって、餓死寸前です！』っていうシーン」

敦「だ、太宰さん、似てますね。僕の声真似」

太宰「えぇ？国木田君の方が声真似、上手だよお？」

国木田「俺が声真似をしたのが、文豪ストレイドッグス、第２話、或る爆弾の台詞だ」

敦「く、国木田さん、細かい」

太宰「国木田君、その声真似をもう一回やってみてくれ給え」

国木田「誰がやるか！」

太宰「『誰がやるずら！』」

国木田「そんな声真似やるか！却」

太宰「『却下ずら！』」

国木田「先読みするな！」

敦「そういえば、このくだりって確か...」

国木田「この台詞は、小説文豪ストレイドッグス太宰治の入社試験、47頁のものだ」

敦「ぎ、逆に細かく覚えてるのが恐いｯ！」

国木田「ﾑｯ！太宰の馬鹿のを相手にして、文字数を無駄にしてしまった。本題に入るぞｯ！」

太宰「国木田君、その台詞は？」

国木田「文豪ストレイドッグス、第２話、或る爆弾の台詞だ。」

太宰「正しくは『おぉ、そうだ。太宰の馬鹿を相手にして、一分も無駄にしてしまった。探偵社に急ぐぞｯ！』という台詞」

国木田「太宰、いい加減に黙れ。貴様の所為で文字数が減っていく」

太宰「いやぁだねえ。捕まえてご覧よ」

国木田から逃げるように走り去る太宰。

敦「ちょ、太宰さんｯ！？」

国木田「ダァザァイイイイイイッッ！」

太宰を追いかける国木田。

敦「ああｯｯ！国木田さんまでｯ！」

そして、一人残された敦。

敦「あ、ええっと、国木田さんが云っていた本題は星についてです。星が黄色に染まったのは皆さんのお陰です！読者の皆様、こんな駄作を見ていただき有難うございます！これからも作者共々、僕達文豪を宜しくお願いします！」

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後日談

読者へのお礼の任務を仕事放棄した太宰と国木田は社長に怒られ、敦はというと、社長から煮干しを貰ったとか貰ってないとか。