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アスト様の罪が発覚し、地下牢に入れられ数日後。
アスト様の処罰が決定したらしい。
「我々国幹部補佐及び従事者としての地位を剥奪、我々国への関与を今後禁止する。」
簡単に言えば「国外追放」という事だ。
少し甘過ぎる気もしたが、収入減を失い、罰金も払わなければいけない彼女には丁度良い気もした。
彼女を国外に送り出す際、警備の者だけでも良かったのだが、総統閣下様は何を考えたのか、その役割を私にさせた。
抗議をしても無駄だと思い、彼女と一緒の馬車に乗り込む。
アスト様はあんなに派手だった服も落ち着き、アクセサリー等は一つも無くなっていた。
『お疲れ様でした。』
le「ええ。ホントによ。」
泣き崩れて居た彼女からは考えられない様な元通り方。
『悪い事をしたら返ってくるのが運命,,,等という迷信的な事を言いたくは無いのですが。
悪い事も良い事も、後始末をしっかりとしなければ、どの様な形かは分かり兼ねますが、返ってくる
のが運命だと、私は思いますよ。』
le「ねぇ,,,。どうして。
どうしてそんなに頭の良さそうな事がペラペラと言えるの？」
『自分の考えを簡単に述べればそう聞こえると思いますよ。』
le「そんな事が出来る脳だったら、今頃苦労してないわよ。」
『お疲れ様です。』
le「あー。ホントイラつく。」
そう言い頭を抱える彼女。
確かに、私の方が彼女より頭が良かった。
私の方が動けた。
私の方が器用だった。
でも、彼女の方が「良い」人間ではあった。
『アスト様は少し考え過ぎです。
思う儘に話せとは言いませんが、自分の意見を大切にして下さい。』
le「あー。ホントアンタって奴は,,,。」
『誰かを超す為だったり、誰かを利用する為の意見を自分で創造するのでは無く、自分本来の意見を大切にしていて下さい。そうしたら、必ず貴方は優に越します。』
le「ホントアンタは、良い子なんだから。」
そんなこんなで我々国の馬車は国境に着いた。
私とアスト様はその場に居り、周囲を見渡す。
le「何にも無いわねぇ,,,。」
『一から始めるには丁度良い場所ですね。』
le「そうね。」
アスト様は片手で持てるような小さな鞄を持ち、私に向かった。
le「貴方の意見。とっても面白かったわ。
参考にでもさせて貰うわ。
あ、それと。
.
、
＿＿＿＿＿＿＿有難うね。」
私とアスト様の間を風が吹き抜けていった気がした。
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ウパーくん - 投稿お久しぶりで誤差います。本当に投稿ありがとう誤差います。投稿頑張ってください！ (2022年12月11日 22時) (
レス) id: a71b74aaab (このIDを非表示/違反報告)
汝(プロフ) - 不可能を変える事は不可能 (2022年10月26日 22時) (レス) id: 5397191c29 (このIDを非表示/違反報告)
しろいろ(プロフ) - 夢主さんもリーさんもw r w r dの方々も皆んな生き生きしていて本当に凄いと思います！これからも更新頑張って下さい！ (2022年10月8日 11時) (レス) @page27 id: b9b687ffb7 (このIDを非表示/違反報告)
集団指導者推し🖤 - え､､､好き🖤。皆んなのキャラがしっかりと出ている‼︎ (2022年9月21日 22時) (レス) id: 5397191c29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：汝 | 作者ホームページ：https://twitter.com/shoppi_su
作成日時：2022年9月19日 20時
