C'est la vie. (ページ11)

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白緑ページ11

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青さん × 緑さん

アンケート作品
リアル設定

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緑 side

「なあ、神ちゃんほんまにやるん？」

じっと俺の手首を見ながら、不満ですって顔をする流星。
今日は流星と2人でゲーム実況の撮影。やるのはのんびりとした建築ゲーム。

「大丈夫やって」

左の手首に貼られたシップと剥がれんように巻かれた訪台が痛々しく見えるけど、ただの腱鞘炎やから。
そう説明しても流星は納得いかへん顔をする。

それでも無理やり押し切っての今日の収録。
やって楽器の弾きすぎで腱鞘炎になりました、だから撮影延期させてくださいなんで恥ずかしくて言えへんやん。

モニターを見ながらカメラの画角をを確認する。
手元は一切映らんようにすれば大丈夫。

前は画角調整の時にRECを止めてもうたから注意せんと。

「ほんまにやるん？手首動かすな言われてたやん」
「コントローラー使うし、操作簡単で負担かからんから大丈夫」

それより始めるのスタッフさんが待ってるで。
そういえば不満げではあるもののカメラの方を向く流星。

俺がこうなったらてこでも動かんこと知ってるから、諦めているかもしれんけど。

多分収録終わったらまたなんか言われるやろな……。

腱鞘炎のことはグループラインでみんな知ってるし、スケジュールも把握されてる。
それに終わったら俺ん家行くように淳太とか照史とかに嗾けられてたし。

「ごきげんよう。さあ、始まりましたジャニーズゲーミングルーム」

いつもの口上を言いながらモニターの確認。
左手が映らんように気を付ける。ここさえ終われば後は顔しか映らんから大丈夫。

「今回はクリエイティブモードを使って、お題に沿ったいろんな建物を建築していきたいと思います」

画面上には以前後輩がプレイしてた、ブロック状の世界で様々なものを作るゲーム。

「ここにあるいろんなブロックを使って、制限時間内に建物を建てていきたいと思います」
「神ちゃんはやった事あるん？」
「このゲームは多分初めてやと思う」

まずは操作なれとして簡単な建物を建築する。

「最終的にはお城を作るんやって」
「すご、こんなの作れるんや」

見本として見せられた写真を見て驚く。
こんなん作れるんや。

「めっちゃ時間かかりそうやな」
「これシリーズもんになるんちゃう」