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03.邪な←4/12 ページ4

二宮「ええ勿論」(笑)


夢と現実を行き来している意識を取り戻したのは彼の笑い声だった

仕事の電話なのか

気だるさに起きれない身体のままベッドから見る彼はスマホを片手に猫背な後ろ姿

二宮「こちらこそ楽しみにしてますよ」

持ち上げて見た手首には既にロープはほどかれ少しだけ赤い痕を残していた

それをそっと指先になぞると

残った熱に淫らなで魅惑的な彼の姿を思い出す


二宮「起こした?」

気づいたらベッドサイドに腰をかけ私の目の前にいた二宮さんに跳ね上がる心臓

「え、あっ、電話…」


頭の中の彼と目の前にいる彼とのギャップに慌てて頭の中の彼を消した


二宮「仕事というか付き合いな事だから」

ゴロンと私の横に向かい合うように寝転ぶ彼は少し疲れたように瞳をしばたかせ

「大変ですね」

私の言葉に困ったように笑う

二宮「それはAちゃんもでしょ」

指先に乱れた髪をなおすように撫でられ

「私なんかと比較にならないくらい二宮さんの方が忙しいです」

こんな風に何もせずに向かい合う事が暫くぶりだって

撫でた手がそっと私から離れるとその違和感に彼をジッと見た



「二宮さん?」



二宮「…Aちゃんはさ?」



「はい」




二宮「俺といることに不安はない?」





「どうしてそんなこと」



二宮「…怖いんだ」



「怖い?」


何でも余裕にこなし

何でも出来てしまう

大袈裟ではなく私にとっては魔法使いな彼に怖いものなんてあるんだろうか

彼の言葉の真意を掴めない私に彼は優しく微笑んだ


二宮「貴女を好きになればなるほど」


そして


彼の"怖い"が私にあるって…



二宮「貴女を壊してしまいそうで」


そっと壊れ物にでも触れるように私の頬に触れる彼の手に

二宮「だから」
「二宮さん」

自分の手を重ねた


少し驚いたように目を見開く彼



「好きです」



二宮「Aちゃん」


「二宮さんが壊すっていう意味がどういうことなのかはわからないですけど」

溢れる思いを燻らせ

「私は壊れないです」

だけど貴方を笑顔に出来るならいくらでも身を焦がす程に貴方を好きでいたい


二宮「貴女は貴女だね」(笑)

イギリスに行く前

二宮さんから離れ一人の人間として彼と向き合いそして隣に並んで歩けるようになりたいと思った


「え?」

だけど今は

貴方の全てを受け止められるように



二宮「愛してるって…言ったの」(笑)

二宮さんがいつもそんな風に笑っていられるように私は貴方の側にいたい

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設定キーワード: , 二宮和也 , 彼のスーツを脱がす時   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:2-38 | 作成日時:2020年4月4日 11時

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