検索窓
今日:36 hit、昨日:9 hit、合計:435,292 hit

拾肆ノ話 ページ15

Aside



鳥のさえずりが聞こえる。


目を覚ますと、眩しい朝日が目に飛び込んでくる。



(そっか……。昨日あれから………。)



私は昨日の記憶を辿り、自分が蝶屋敷に運ばれたのだと瞬時に理解した。



足下には微かな重み。


身体を起こしてそこに目を向けると、実弥が顔を伏せて寝息をたてていた。



(実弥が運んでくれたのか…………。)



昨日は弱音を吐きすぎたかもなぁ。


そんなことを思いつつ、私は自分の身体について考えた。



──────身体が動かない。



思えば、体力だってものすごく落ちている。



不安、なのかもしれない。




「起きたんですね。


傷はどうですか?


鎮痛薬等は子供に悪いので使わなかったので、痛みがあるかもしれません。」



しのぶが来た。


相変わらずの笑顔を私に向ける。


(かわいい…………。)


じゃなくて、



「大丈夫だよ。


ありがとう。」



「そうですか…………。」


私は一瞬しのぶの顔が曇ったことを見逃さなかった。


「しのぶ。


本当の事を言って欲しい。


私の身体に何が起きているのか。」

拾伍ノ話→←拾参ノ話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (391 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2493人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 不死川実弥
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Blue(プロフ) - ゆりま(タピ犬)さん» マジですか!w泣いてくれたんですか?!ありがとうございます! (2020年3月4日 20時) (レス) id: c8863f1f91 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりま(タピ犬) - あのー、泣かせに来てます?(泣いた人)嫌味ですか?( ˙-˙ )←いい作品すぎてやばかったと言いたかった人 (2020年2月5日 22時) (レス) id: 99e5f8b903 (このIDを非表示/違反報告)
Blue(プロフ) - 花帆さん» コメントありがとうございます!そう言って頂いてとても嬉しいです!検討していきたいと思います! (2019年12月16日 6時) (レス) id: c8863f1f91 (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - 完結おめでとうございます!一気に読ませて頂きました! ラスト切なかったですが…(泣)番外編も読めて良かったです!番外編のラストにも感動で涙腺に来ました(つд;*) 個人的に炭治郎でも読んでみたくなりました (2019年12月16日 5時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
Blue(プロフ) - しぃさん» まぁまぁしぃさん落ち着けなぁww私もこの人の作品はオススメなんで見て頂けると幸いですw (2019年12月14日 23時) (レス) id: c8863f1f91 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Blue | 作成日時:2019年11月15日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。