前世の夫とばったり再会しました【冨岡義勇】

第6話 大真面目で大大大再会（？） ページ8

Aside





後ろから大きな声で私の名前が呼ばれた。




その声は前世で散々お世話になった人の声だった。





「宇髄さん!!!!!!!!



めっちゃ派手ですね!!!!!!!!」←







いかにも今どきの男子高校生っていうような格好でこちらへ向かってきた宇髄さん。






前世では宇髄さんの奥さん達と仲が良かったのもあり宇髄さんとも必然的に仲良くなった。






あ。そっか。


宇髄さんとは2歳差だから3年生なのか。








「久しぶりの再会だってのに第一声がそれかよ。


いや？俺様はいつでもド派手だけどよ？


もうちょっと真面目なコメントはないんかい。」







「いいや？大真面目です。



まきをさん達って今もいらっしゃるんですか?!



お喋りしたい!!!!!!!!」







「俺泣いちゃうよ？」←






そんな事を話しながらクラス替えの表を見に行った。


あ。宇髄さんのお嫁さん’sはちゃんと見つけたらしい。


その間にも会話は続く。







「………そういう事だったのか。」






義勇がぽつりと呟いた。






「何が？」





「いや、ずっと不死川や伊黒が宇髄の事を呼び捨てにしていてな。



先輩なのにどうしてだと疑問に思っていたんだ。」







なるほど。




義勇も先程思い出したと言っていたから宇髄さんとも初めは面識がなかったのか。









「お前も既に呼び捨て＆タメだけどな。」








そんな宇髄さんの声がクラス替えの紙に吸い込まれていった(？)

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